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くらしの漢方 |
漢 方 薬 話 ( コ ラ ム ) |
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私が漢方について学んだ多くのことを、わかりやすく、おもしろい話としてみなさんにもお伝えしようと、私自身が書いているコラムです。ちょっとした話の種として、みなさんに活用していただければ幸いです。(バックナンバー) |
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人間にも寿命があるように、細胞にも寿命があります。 人の細胞が分裂を50回以上行わないことを発見し、この50回の細胞分裂の限界のことを、ヘイフリックと言う細胞学者が発見したことで、「ヘイフリックの限界」と言われています。 細胞の寿命が尽きることは、死を意味していると言っても過言ではありません。 つまり人間の寿命は細胞の寿命に左右されると言うことです。 では、長寿の人と短命な人とはどう違うのでしょう。 一生を通じて50回という限られた枠の中で、どうやって無駄な分裂による浪費を抑え、大切な1回分をまっとうさせるかが、長生きをするカギとなります。 その無駄な浪費とは何を意味するのでしょうか。 病気・ケガ・長期の体調不良などです。 病気やケガ、体調不良をすると、戦ったり回復させるのに、免疫細胞が大量に消費されます。 特に幼児期は、成長する為に細胞分裂が盛んです。 そこで病気、ケガをするとそのスピードに対応し、すごい速さで大量の免疫細胞が働きかけます。 その結果中高年・老年期に免疫低下が起こりやすくなり、病気がちあるいは治り難くなります。 風邪と言っても過信するなかれ、気合で治すと言うなかれ。 少しでも細胞分裂の浪費を抑える為に、健康なうちから自分の体と向きうことが大切です。 体のバランスが崩れたら早く戻しましょう。 病院の検査データーに出るころには、赤信号です。 自分の体は自分が良く知っているはずです、歪は早いうちに戻しましょう。 愛育堂薬局はそのように考え、努力している人達を応援いたします。
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