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くらしの漢方 |
健 康 情 報 |
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健康を目指している方に、学会等で報告された情報をお伝えいたします。わかりやすくお話しようと思っておりますので、みなさんの健康情報の一つとして活用していただければ幸いです。 (バックナンバー) |
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◇◇ 漢方薬全◇ 漢方
欠食の定義ですが、国民健康・栄養調査報告では、食事の内容が菓子・果物・嗜好飲料のみの場合もサプリメントや栄養ドリンクのみの場合と同様欠食と定義しています。
1995年から1997年に実施した国民栄養調査の結果では、朝食欠食者は男女とも喫煙者に多く、女性は飲酒者と運動習慣の無い人に多い傾向があったと報告されています。
肥満を気にするあまり、1日の総カロリーを制限することを、朝食を欠食することでコントロールしようとしているのではないでしょうか。アメリカの調査では、朝食欠食者は1日の総カロリーが少ないにもかかわらず、BMIが高いことが報告されており、朝食欠食がダイエットにつながらないことを示しています。
BMI:肥満度の判定方法の一つで体重(kg)/身長(m)2から計算し25以上になると肥満度が高くなります
朝食欠食と喫煙習慣の関係は、その他の調査でも強い関連があることが報告されています。
又、朝食欠食と睡眠時間との関係の報告も多くあります。
朝食欠食は朝の食欲不振によることが多く、その多くは夜遅くの飲食にあります。
NES(夜間摂食症候群)は、夜間に偏った異常な食行動による睡眠障害のことを言います。
その特徴は、朝の食欲不振、19時以降の夕食時に1日の総摂取カロリーの50%以上を摂取すること、夜間に睡眠覚醒があることが挙げられています。
不摂生な夜型生活を送ると、睡眠時間が短縮されるでけでなく、夜間のメラトニンが低下し、質の良い睡眠が得られず、睡眠障害を起こします。 (メラトニンは夜間の入眠と睡眠の質を高める重要な役割を担うホルモン
で、光の目への刺激によって分泌が抑制されます)
夜にコンビニなど明るい場所に行く、夜遅くまでパソコン・ゲームなどをしているなどは、いずれもメラトニン分泌を抑制させています。
このように朝食欠食者のライフスタイルとして多いのは、喫煙・飲酒・運動不足・不適切な睡眠障害などとわかってきますた。
喫煙・飲酒・睡眠障害はストレスにも関係あります。ストレス解消も必要で朝昼間の運動もよい習慣だと思います。
朝食欠食を改善することによってこれらのライフスタイルが変わるわけではありませんが、これらのライフスタイルは、健康上に良くない事は明らかであり、このように関係があることが多く報告されています。
健康にと考えるのであれば、朝食の摂取からはじめてみてはいかがでしょうか。
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