***つながっていく　命の話***

1代2～30年として、たかだか江戸時代まで10代さかのぼって考えるだけで
自分の直系は2048人になるんだって
20代で、福井県民より多くなって
30代分で11億人、40代分で1000.000.000.000人だって聞いた
1兆人のうち　ひとりが欠けても私がここにいないんだとしたら
1兆人の助けと力が、自分ひとりのために注がれてることになるでしょ?
1兆人のお世話になって生まれてきたと思うと、
長さはどうであれ、自分の時間を生きぬいて
私も、（直系だけでなくて）子どもの力になろうと思ったりする
私がしっかりしていたら、40代先の1兆人が、幸せになってくれるかな
と単純に想像すると、少しうれしい
子供が複数だと、もう無数。
子ども100人幸せにしたら　
100兆人かあ？
先生を職業にしている人は、ものすごい数の生徒さんにかかわるから、もっとすごいね

命のつながりの中で　その中のひとりがかけただけで　私はいないことになっちゃうね
1000.000.000.000人のひとりが欠けても　あなたはいないことになるんだよ
そんなたくさんの人の命が　君を応援しているんだから　
君の命がどんなに大事が　ちょっと分るかなあ
君ひとりがいなくなると　これから生まれる　1.000.000.000.000.人がいなくなるんだって　考えたことある?
未来の人の命を　君は守ってるんだね

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（文中の数字については、多少計算違いがあるようです）
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***子どもの　しあわせの話***

!!　もう　だめだわ　おとなも　子どもも　何で分かってくれないのよ　!!
投げ出す前に　一度ゆっくり読んでみましょう

話題になった「ゾウの時間ネズミの時間」（中公新書）の絵本版です
原作は　気を抜くとつい活字が頭の中を素通りしそうになるため　ひさびさのお勉強よろしく　まじめに読み終えました
絵本版も　挿絵が地味で　「小学校低学年に　読んでやるには　ちょっと　とっつきにくいなあ」
というのが　ぱらりと表紙をめくったときの感想でした

でも
ならんで夕焼けを眺める　ゾウとボクとネズミの挿絵に　泣き出したいほどの　いとしさがこみあげてきました

『小さい動物は、短い一生を全速力でかけぬけていく。大きい動物は、ゆっくりのんびり生きていく。
短くても、長くても、一生を生きぬいた感想は、あんがいおなじかもしれない。
ネズミにはネズミの時間。ネコにはネコの時間。ゾウにはゾウの時間。
動物たちには、それぞれにちがった自分の時間がある。
それぞれの動物は、それぞれの時間の中で生きている』

その時間の中で　どうぞ　子どもたちよ　しあわせに生きてください
と願わずにはおれない　不思議な本でした

自分が充実した時間を過ごすために　ではなく
大切なわたしたちの子どもが　しあわせな時間をおくるれるよう
わたしたちは　この時間を生きているんだね
と　自覚できれば　多少のことは辛抱できるはず

生き急ぎがちな　今の子どもたちが
ゆったりとしあわせな時間を過ごし
しあわせな大人になることを　心から祈ります

わたしたち　おとなは
つい　自分の達成感のために　動きがち
でも　こんなに　大切なことのお手伝いをしているんだから
わたしたちこそ たっぷり感謝しなきゃ

ね

ありがと　子どもたち
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***よみきかせについて***

最近の子どもたちは　じっと話に耳を傾けるのが苦手
その上読み聞かせ自体が好きなのかどうか　わたしは　最近ちょっとあやしんでいます
実践されている方は　ご意見を是非BBSへ

ボランティアで　読み聞かせをやっているので　ここでは　読み聞かせが苦手な方にそのコツを

*朗読*と*読み聞かせ*は　分けて考えることが多いですね
「読んでやる」とつい*朗読*になりがちですが　子どもには*読み聞かせ*てやりましょう

*朗読との違いを簡単の説明すると
子供をひざにのせ　子どもと読み手がいっしょに本を見ながらの状態で読んでやるのが
*読み聞かせ*の基本だと思います

お母さんと幼児の　初期の本読み体験が　自然とこの形になっているのですから
子どもにとって　快適で心地よい時間にちがいありません

この環境を　複数の子どもを前にかもし出すのは　まず場数を踏むことから

恥ずかしさを　まず取り払いましょう　自信まんまんで声を出してください
(　それが　たとえ　上辺だけであっても！　）
恥ずかしがっていると　子どもは「つまんな～ぃ」
とにかく　「大きな声」を出すことができれば　もう半分こっちのものです
一番効果的な練習方法は　自分を鏡にうつして　語りかけながらの音読です
(　これは　ソング指導の練習にも効果的です
指導中　口が開かなくなる方　目が泳いでしまう方は　鏡を使って練習しましょう 　）
慣れておられない方は　絵本より　紙芝居を読み聞かせる方が　とっつきやすいかもしれません

大きな声を出して　自信まんまんに　ときどきこどもの顔をながめるようにして　場数を踏んでください

創元社　≪　子どもが選んだ　子どもの本≫　鳥越信　編　1500円
たくさんの　すばらしい本が揃っています　1240冊！　この中から選べば間違いはありません
が
子どもが自分で読むのに適した本 と　読み聞かせに適した本は　おのずと異なります
子どもが読むには幼すぎる本であっても　読み聞かせには最適な本かもしれません
大きな声を出して　まず自分が読んでみて　楽しい本を選びましょう
擬音語　擬態語が多いと　音読し易いですね
幼稚園の先生と仲良くしておくと　本の推薦もして下さいます
先生から今大流行の　歌を仕入れたり　その歌で替え歌を作るのも楽しそうでしょ？

地域の幼稚園の先生と　親しくさせていただくのは　本当にいいことです
子どもが卒園して10年たっても　わたしはまだお世話になりっぱなしです
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***読み聞かせ*に　大変人気のある本の　ご紹介　***

偕成社　≪　すてきな　三にんぐみ　≫シリーズ　トミー＝アンゲラー　作　1200円
一見　絵が暗くてどうかしら…と心配になる本なのに
子どもは 話の続きが気になって気になって　　お尻が浮いてくるほど大好きなお話です
このシリーズで子供の気をそらすことはないでしょう
私の中では　一番人気のシリーズです

文化出版局　≪　へびの　クリクター　≫　トミー＝ウンゲラー　作　971円
同じ作者でしょうね　靴下でヘビを作って手にはめて　やってみました
すてきな～シリーズには及びませんが　親子代々愛読書だと言う話をよく聞きます

講談社　ファミリーブック⑪　≪　ルドルフとイッパイアッテナ　≫　斉藤　洋　作　980円
とにかく　元気に読んでやりましょう　子どもは大喜びすること請け合いです　

ヘンな声を3種類作って　充分練習してから　始めましょう
イメージが湧かないなら　ドナルド・ダック　　ジャイアン　　おじゃるまる　の３種類なんて　いかがでしょう
人気のある　アニメーションは　声の　いいサンプルです

読んでいて大変楽しいすてきな本なんですが
何回かに分けて読んでやる機会があるときに　使ってください
話の展開が大きいため　時間があいても　子どもは　じゅうぶんついてこられるようです　
子どもの方から　つづきをせがまれることがあります
読んでいて大変楽しいすてきな本なんですが
読み手もだんだん熱くなって　つい声が大きく歯切れよくなるため　
熱中するあまり　声が　枯れてしまいます
ご注意下さい

原作の≪　ルドルフとイッパイアッテナ　≫より　こちらの方がずっとおもしろいです

福音館の月刊絵本　≪　こどものとも ５～６才向け　≫　380円

福音館の月刊絵本　≪　こどものとも　４～５才向け　≫　350円

福音館の月刊絵本　≪　かがくのとも　４～５才向け≫　380円

本選びに困ったら　このシリーズを探してください
安くてお手軽　間違いないです
このシリーズの中から　ぐりとぐら　かさぶた　はなくそのはなし　など数えきれない名作が生まれています
また　かがくのとも　には　活動プログラムのアイデアがいっぱいです

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