河増神明社(北庄上之郷神明社) 北庄上之郷鎮守 |
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中世の頃、河増、北今泉、東今泉の地は「北庄上之郷」といわれていた。 今の福井の足羽川北岸には「足羽御厨北庄」といわれた伊勢神宮の神領が古くから設定されていたがこの郷はその一部で最も上流につくられていた神領であった。 この神明社は河増の弓八幡神社の境内にある小さな社であるが、この地方が神宮の神領であったことから北庄上之郷の鎮守として神宮の神が勧請されここに祀られたもので、北庄上之郷に関係あるものとしては唯一の遺跡である。 石がん(石のお堂)の前には応永三年の紀年銘のある石柱もあり、鬼瓦も古くて損傷はあるもののなかなかユーモラスな感じがする。 この社の古さはもとより歴史も普通でないことを伺わせている |