2016.05
今年で7回目を迎える一乗谷朝倉遺跡・『曲水の宴』に参加した。雨上がりのさわやかの青空のもと、公募で募った演者たち12人が、今年のお題『風』にちなんだ和歌をしたため、吟詠披露した。笹船を繰る水干姿の童役は、一乗小学校の児童がつとめた。結婚まじかのカップルもいて、和やかなひと時となった。
曲水の宴は、中国から伝わったとされる宮中の行事で、3月3日に行われていた。奈良時代頃から始まったとされ、一時衰退したが、嵯峨天皇が再開し、平安時代に宮廷や貴族の邸宅などで盛んに行われるようになった。
一乗谷へは、文化人としてもすぐれていた朝倉義景(1533~1573)時代に都から伝わったとされる。
私は、第5回の時に参加した。その時の写真と和歌も添えておきます。ちなみに、その時のお題は、『おもかげ』でした。
『糸桜(さくら)咲く
家族そろって 諏訪館(すわやかた)
孫の目もとに 父のおもかげ』