1/10エンツォ・フェラーリ
静岡でのタミヤの大会で使用するべく、RCボディの製作をしています。
製作といってもRCの場合、ほとんどマスキングや塗装の工程だけなんですが。
RCボディの塗装は、全て裏側からするんですよ。
文字やマークは、筆描き・マスキング・カッティングシートと、場合によっていろいろです。
ステッカーも各種あるんですが、たいてい塗装します。
人と違うカラーリングのほうが、走らせてても楽しいんです。
03/10/26 up


パッと見、あまり前回と変わっていないかもしれませんが、
ロゴやマーク類をほぼ書き終えました。
薄黄色の部分はマスキングテープです。
これからが、いっそう楽しいエアブラシやスプレー塗装です。



こで、ここまでの塗装方法を紹介しますね。

@小さめのロゴ類の場合。雑誌などからトレーシングペーパーに鉛筆で書き写します。

Aそれをボディのオモテ側に貼ります。

Bウラ側から見ると鏡文字になって見えます。これを筆でなぞります。

C完成! 世間ではPCでの自作ステッカーも全盛のなか、私はこんなアナログな方法が大好きです。


D大きめのロゴ類の場合。カッティングシートを鏡文字で切り抜き、
 ボディ(これはリアウィングですが)ウラ側に貼ります。

Eそれを表から見るとこうです。もっと面積の大きいロゴだったりすると、
 マスキングテープで同様のことをします。 


Fシェルマークですが、これはカッティングシート+筆塗りです。

Gウラから見るとこんなです。最初に赤部分をカッティングシ−トで作って貼り、
 黄色と白を筆塗りしています。

Hこの後この上から赤をスプレーするので、
 隠ぺい力の弱い黄色が透けてしまわないよう、
 シルバーなどを塗っておきます。
 (ウラからの塗装となるRCの場合、基本は普通と逆で濃い色が先なのです。)


そんな感じで、F1マシンのカラーリングをエンツォの各所に再現していきました。
多少ゆがんだりしてても、そのほうが味があるし(言い訳)、
ちょっと遠目に見れば充分だし、何より走っていれば絶対そこまで見えません
03/11/1
up



Iルーフ部分はシューマッハのメットのパターンを少しアレンジして再現するつもりです。マスキングテープで作った星(?)の中心に、
  エアブラシで白を吹きます。


J次に格子状にマスキングします。フロントウィンドウ上部分などもいったんマスキングしておきます。

Kダークレッド(写真では普通の赤に見えますが)を格子に沿って吹きます。




Lこんな感じになりました。うまくいくかな〜。
  実は裏からの塗装では、この吹きつけ加減が難しいんです。
 エアブラシは夜に部屋でもできるんですが、
 ここからは缶スプレーなので日中に外で、となります。
 天気のいい日を待ちたいですが、21日からの静岡行きには間に合わせないと・・・


ところで、bbsで子守とかの話もありましたが、私も二人の娘がいるので好きなように時間使えないことが多いです。
でも、子供の相手しながらなんとか製作進めたりしてるんですよ。

Mおやつタイムも活用してその間にも作業。この10分間ほどが大切。

Nカッティングシートやマスキングテープ切抜きでは、子供にも定規や鉛筆を与えておく。

Oカッティングシートを貼るときは、シール遊びさせておくとよいです。

P塗料使うときは、子供には筆と絵の具
要するに、私と同じようなことをさせておけば、こっちには手出ししてこないというわけです。ご参考になりますでしょうか。
ただ、ながくは続かないことも多いし、この手はRCでは使えますがプラモの場合はちょっとキツい(リスクが大きい)です。
03/11/7 up


晴れの日を待ちます」とか言った翌日、予想に反して晴れてくれました。
さっそくエンツォと缶スプレーを持ち出して(やはり子供の相手しつつ)塗装しました。
まず全体へのブライトレッドの吹き付け完了。


20  格子部分は、マスキングを剥がして、全体とは別の赤を塗装。

21  ホワイトにする部分を剥がします(マスキング剥がすのってなぜか楽しい)。


22  ホワイトの吹き付け完了。

23  ウインドウやヘッドライトのスモーク吹き付け完了。

24  表面の保護フィルムを剥がすと、ピッカピカ!(この瞬間が嬉しい)。
    プラモだと、研ぎ出ししてコンパウンドで必死に磨いてツヤ出しするのに、それが一瞬で済む感覚です。


スプレー塗装が一気に完了しました。あとは細部のマスキング部分の筆塗りやリアウィング取付などを残すのみです。
ルーフのエアブラシ吹き付けはちょっと薄かったようです。
大体いつも濃すぎるか薄すぎるかのどっちかで、塗装が裏からなのでやり直しきかないのが辛いです。


細部仕上げて一部ステッカー貼って、リアウィング付けて、シャーシに載せて完成です。
ホイールもエンツォ用で、好みでゴールドに塗装しています。


左から見るとF1ムード満載!にしたつもり。ですが、実は・・・
右側は・・・あれ? 
“ボーダフォン”が“まる”に、“マルボロ”が“マル”に、シェルマークがツルに・・・!
F1でフェラーリのボーダフォンマークを初めて見たとき、一瞬“白鶴まる”かと思ったのは私だけではないはず。


左は予選大会のとき使ったフェラーリ360モデナです。
モデナは“黒エビス”カラーで、ウィンドウが“グラスに注いだ黒ビール”になってます。
これら「飲んべえ仕様」のフェラーリ達をひっさげて、決勝大会に行ってきまーす。

行ってきました、静岡へ。写真中央で操縦しているのが私です。
レースの成績は、GT2クラス29台中、予選22位。なんとか予選落ちは免れてB決勝には残ることができ、
最終的には18位。私としては上出来です。

RCレースでは、コンクールデレガンスという、マシンのカラーリングを競うコンクールが行われます。
写真は、その通称“コンデレ”に選ばれたマシンたちで、私のエンツォもいます!

海外選手の一人が、しきりにエンツォの写真撮ってくれてました。
熱烈なシューマッハ・ファンらしく、「おー、ルーフはミハエルのメットになってるぞ!」とドイツ語で言ってました。
(ウソです。それにこの人はオーストラリアの選手だったようです。)
 


同じ会場で、人改コンの入選作品の展示もありました。私にとっては、結果発表でもあります。
モントーヤどうなってるかな〜、あった!佳作! ここで会えて感激〜でした。
RCレースだけでなく、モデラーとしても楽しませてもらった3日間でした。

03/12/10 up


back