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春 2004 平成16年 |
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節分や屋台の前の暖かさ
水鳥や嘴の先に何を見る
長靴で歩く楽しさ冬の道
水鳥の流されてまた戻りけり
水鳥の足立つほどの流れかな
白山を越えて大凧上がりけり
大屋根の庇の果てに凍てし月
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春 2003 平成15年 |
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果てしなきキャッチボールや花の下
堤行く人影やさし花の道
夜桜や人現れて行きにけり
候補者の白いタスキや春の風
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春 2002 平成14年 |
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遠山に雪残りけり独り行く
春風や侠気漂う旅の人
言うべきか言わざるべきか春の風
つくづくと春の眺めや羅生門
判官の鬢に掛かりし花一つ
義経や烏帽子を脇に花の宴
春風や芝生を渡る鳥の影
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春 2001 平成13年 |
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春愁や欠伸して見る遠い山
鶯の声ばかりなり枝の先
春風を斬って小鳥の一文字
芝山に沿って春風上りけり
耕人の腰を伸ばすや雲一つ
ごきごきと日本海の水温む
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春 2000 平成12年 |
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春風や首長き人に会いにけり
小次郎の燕返しや春の風
春風につれて廻るか観覧車
大阪の城を仰いで植木市
春場所や鬢付けの香天王寺
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