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2002/ 1/14作製
フェルマーの最終定理(2)
Story of math-master
新たなる道のり代数的整数論の確立
●アーベルの仕事(1824年)
クンマーは21歳で数学の学位を取得。高校教師、大学教授と順調に数学者の道を歩む。
クンマーは最終定理の証明に取り組み、理想数という新しい方法を導入し、Xn+Yn=Znの複素数を使った素因数分解を有効に働かせた。nが2でない素数pとすると ζ(ゼータ) Zp=(x+y)(x+ζy)(x+ζ2y)・・・・(x+ζp-1y) と因数分解します。このζは複素平面の円周上の点ζp=1を満たすもの。 クンマーは「素因数の一意性を満たす素数p」の場合、最終定理が成り立つことを証明した。(参照2:p99-105) しかし、最終定理の解決のためには多くの素数がすり抜けてしまいます。100以下の素数では、37,59,67が条件から外れることわかった。これらは個別に証明され、n=100以下の場合は解決した。 |