KenYaoの週刊スクラップ
週刊スクラップ(2001年秋版)
新聞などの報道から、生命・宇宙に関する記事の気まぐれスクラップです。
◆2001/11/25版
- しし座流星群が日本で大出現
11月19日未明、日本全国でしし座流星群の大出現が観測された。
福井市内では午前2時ころから雲間から流星が見られようになり、2時半〜3時半頃には雲域も少なくなり全天で多くの流星が観測された。
3時過ぎのピークには一分間に数十個の流星や火球が流れ、まるで映画でも見ているような不思議な天体ショーが観測された。(KenYao)
◆2001/10/28版
- NASA火星探査衛星が火星に到着
10月24日、米航空宇宙局(NASA)は無人火星探査衛星「マーズ・オデッセイ」が6ヶ月の旅を経て火星に到着。23日火星周回軌道に入ったと、発表した。
オデッセイはカンマ線や熱を観測するセンサーを搭載していて、火星表面の鉱物分布や地下に有るとみられる氷の存在を調査する。(福井新聞10/25)
◆2001/10/14版
- 天の川銀河中心に巨大ブラックホール
米航空宇宙局(NASA)は、エックス線宇宙望遠鏡チャンドラの観測で、天の川銀河の中心にある巨大ブラックホールの発生するエックス線を捕らえるのに成功したと、発表した。
これまでの電波観測で、銀河中心に太陽の質量の約250万倍のブラックホールが潜んでいると見られていたが、通常ブラックホールから観測できる強いエックス線が観測されていなかった。(福井新聞10/11)
- 2001度ノーベル化学賞
スウェーデン王立科学アカデミーは10月10日、2001度ノーベル化学賞を、「不斉合成反応の技術の開拓」に寄与した3人の野依良治(名古屋大教授・63歳)、バリー・シャープレス(米)、ウイリアム・ノーレス(米)に授与すると発表した。
化学物質の中には、成分は同じなのに立体構造が対称な「右型」と「左型」の2タイプ持つものがある。その1方だけを選んで作る方法を不斉合成という。日本人の化学賞受賞は昨年の白川氏以来3人目。(福井新聞10/11)
- 2001度ノーベル物理学賞
スウェーデン王立科学アカデミーは10月9日、2001年のノーベル物理学賞を、「原子ガスにおけるボーズ・アインシュタイン凝縮の実現とその基礎研究」に貢献した3人、エリック・コーネル(米)、ウォルフガング・ケタレー(独)、カール・ワインマン(米)に授与すると発表した。
凝縮した原子の集団は波長のそろった波の性質を持ち、光レーザーよりも細かな加工ができる可能性を秘めていて、ナノテクノロジーの新技術として期待されている。(福井新聞10/10)
- 2001度ノーベル医学生理学賞
スウェーデンのカロリンスカ研究所は10月8日、2001年度ノーベル医学生理学賞を、「細胞周期の主な調節因子の発見」に貢献したフレンド・ハッチンソン(米)、リーランド・ハートウェル(米)、ティモシー・ハント(英)に授与すると発表した。
細胞周期とは細胞が遺伝子を複製し分裂するという繰り返しのことで、周期調節機能が狂うと増殖がとまらなくなり、細胞がガン化するという。(福井新聞10/09)
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