お奨めスポット

江戸時代に描かれた福井城下の絵地図を眺めると、南の田んぼ地帯から来て福井に入る街道が、はっきりと浮かびあがってくる。花堂を通り、地区の自慢の寝釈迦さんの横を通って、今の木田銀座を行き、西木田から堀小路、神宮寺通りへと向かっている。道元さんも幼時の春嶽も、坂本竜馬もこの道を歩いて福井城下へやってきた。今も面影の残る街道の一角に立つと、かすむ遠景の中から、歴史のロマンが見えてくる。
 街道筋に餅屋さんが多いのも、往古の力餅のなごりだろう。江戸時代創業のお店も続いている。

さあ、みのり地区を案内しましょう。

カルチャーパーク (月見5丁目)
 
 八幡山北側のふもとにある憩いの広場です。大きな芝生の広場と、カラータイルの広場があります。芝生の広場ではボール遊びに興じる家族連れの姿も見られます。またカラータイルの広場横にある花壇の花も目を楽しませてくれます。八幡山の季節の装いと合わせて、自然を満喫できるでしょう。
 タイルの広場の奥には大きな噴水があります。見上げる高さのこの噴水は水量も豊で、落下の音が豪快に轟きます。
 隣にはおさごえ民家園があるので、足を伸ばしてみるのもいいでしょう。

 

八幡山

展望台から見える山


 八幡山はもうすっかり夏の装いです。写真は咲き始めたショージョーバです。このように八幡山には実にたくさんの樹木や花があり、自然の宝庫といえるでしょう。
お天気のよい日は、この夏を楽しむために散策などいかがでしょう。
 足羽山、兎越山と並んで足羽三山の一つである八幡山は、豊地区のほぼ中央にあります。高さは約100メートルで、最高点は藤ケ丘南の古墳のある所で、130メートルです。
江戸期の町名の記念碑 (西木田2丁目 福井商工会議所前)
 
「北国街道沿いの城下南のまち」として昔からの旧町名が記してあります。北国街道とは、江戸期に近江北東部から北陸地方を通り、延長は陸奥へ至った脇街道です。現在の福井赤十字病院の東側からつくも橋へとつながっていました。城下南とは橋南地区のことで最南端に位置した赤坂町(上、下)や、七軒町、新屋敷町など十三の町名を、由来や歴史などと共に紹介しています。また石碑には当時の町の様子が、地図や絵図、写真で焼きつけられていて、北国街道沿いの町として栄えた豊の歴史が見えてくるようです。平成11年8月19日の完成です。
一里塚跡記念碑 (みのり1丁目 世直神社前) 
 
 「木田荒町一里塚跡」の記念碑です。幕末の名奉行として住民に尊敬された鈴木主悦を祭った世直神社の前に建ったこの記念碑は、県道から見える位置に、巾70センチ、全長150センチの高さの紅みかげ石でできています。一里塚は江戸時代の街道の里程の目印として 一里毎に街道の両脇に土を盛って築かれた塚のことで、塚の上には榎などの木が目印として植えられ、成長した木の木陰は旅人の休息の場としても利用されていたようです。
 この碑の上部には、「下 松本荒町の一里塚まで二十四町半、上 中荒井の一里塚まで三十六町」と記されており、往時から主要街道として栄えたことをしのばせてくれます。平成9年3月末の完成です。

おさごえ民家園 (月見5丁目)
 
 福井県内各地を代表する民家が移築、復元されています。古民家を通じて昔の人たちの生活を知り、私たちの生活の今とこれからについて考えてみることができるでしょう。
  建築年代が慶応年間(1865〜1868)と伝えられる旧山下家板倉など、福井市指定文化財の藁葺き家と土蔵などが遠い昔を忍ばせてくれます。建築当時の人々の暮らしが見えてくるようです。
 

次はまだ雪の残る白山連峰です。雪は六月ごろになると消えて、青い形だけが見えるようになります。
これからは晴れた日には空に白く浮かぶように見えるこの山々を眺めるのも心やすらぐひと時になるでしょう。白山は大きな峰々を一つにまとめた名前です。まず角張った山体の別山。更に左に進んで、ゆるやかに登りつめた円い頂上が御前ケ峯、すぐ隣のごつごつした山の一角が覗いていて、これが剣ケ峯です。そしてもう一つ左の円い頂上が大汝ケ峯。この峯の手前の富士山型の美しい山が鷲ケ岳で、この頂上から一旦下がって、するすると登りつめた山が浄法寺山です。屏風を開いた形に見えるこの山は登山道がよく整備されているので、登った人も多いでしょう。

展望台へ行くと、山名案内図があります。晴れた日には、この案内図に合わせて山を見てみるのも面白いでしょう。写真は文殊山の方を朝の10時ごろに撮りました。春は霞がかかっているので、ぼんやりと見えます。
  雨の気配がするときなど、山全体が青いベールに包まれているように見えるときがあります。思わず深呼吸してしまうような美しい風景と風に、この地に住む喜びを感じますね。

こんな花見つけた

 写真は八幡山に咲いたオーレンです。あちこちに春の花が咲き始めました。この可憐な花はあちこちの野で見かけますが、山肌に咲くといっそう可愛く見えますね。


 八幡山は野鳥や渡り鳥の多い山です。春から夏はウグイスの声が、ときどき木々の間から聞えてきます。声をたよりに姿を追ってみるのもいいでしょう。夏の夜にはアオバズクが鳴き、一時暑さを忘れるかも知れません。また年中バードウォッツチングを楽しむことができるほど、沢山の鳥が生息しています。

浅春の道

写真は春まだ浅い八幡山の散歩道です。木々が芽吹きはじめているのが、おわかりになりますか。やがてはあかちゃんが手を広げるように、すこしずつ葉も開いていくのです。うす緑、深緑、いろいろな緑を楽しめるのも、春の喜びです。木の葉が風に揺れ、やわらかい光が散らばれば、もう初夏。夏に向かって八幡山はどんどん大きくなるように見えます。さわやかな光の中を歩いていると、時間がゆっくりと流れるのを感じます。忙しい日常も忘れて、気持ちが清々と洗われるようです。