
江戸時代に描かれた福井城下の絵地図を眺めると、南の田んぼ地帯から来て福井に入る街道が、はっきりと浮かびあがってくる。花堂を通り、地区の自慢の寝釈迦さんの横を通って、今の木田銀座を行き、西木田から堀小路、神宮寺通りへと向かっている。道元さんも幼時の春嶽も、坂本竜馬もこの道を歩いて福井城下へやってきた。今も面影の残る街道の一角に立つと、かすむ遠景の中から、歴史のロマンが見えてくる。
街道筋に餅屋さんが多いのも、往古の力餅のなごりだろう。江戸時代創業のお店も続いている。
さあ、みのり地区を案内しましょう。

八幡山
展望台から見える山

次はまだ雪の残る白山連峰です。雪は六月ごろになると消えて、青い形だけが見えるように
なります。
これからは晴れた日には空に白く浮かぶように見えるこの山々を眺めるのも心やすらぐひと時になるでしょう。白山は大きな峰々を一つにまとめた名前です。まず角張った山体の別山。更に左に進んで、ゆるやかに登りつめた円い頂上が御前ケ峯、すぐ隣のごつごつした山の一角が覗いていて、これが剣ケ峯です。そしてもう一つ左の円い頂上が大汝ケ峯。この峯の手前の富士山型の美しい山が鷲ケ岳で、この頂上から一旦下がって、するすると登りつめた山が浄法寺山です。屏風を開いた形に見えるこの山は登山道がよく整備されているので、登った人も多いでしょう。

展望台へ行くと、山名案内図があります。晴れた日には、この案内図に合わせて山を見てみるのも面白いでしょう。写真は文殊山の方を朝の10時ごろに撮りました。春は霞がかかっているので、ぼんやりと見えます。
雨の気配がするときなど、山全体が青いベールに包まれているように見えるときがあります。思わず深呼吸してしまうような美しい風景と風に、この地に住む喜びを感じますね。
こんな花見つけた

写真は八幡山に咲いたオーレンです。あちこちに春の花が咲き始めました。この可憐な花はあちこちの野で見かけますが、山肌に咲くといっそう可愛く見えますね。
鳥
八幡山は野鳥や渡り鳥の多い山です。春から夏はウグイスの声が、ときどき木々の間から聞えてきます。声をたよりに姿を追ってみるのもいいでしょう。夏の夜にはアオバズクが鳴き、一時暑さを忘れるかも知れません。また年中バードウォッツチングを楽しむことができるほど、沢山の鳥が生息しています。

浅春の道
写真は春まだ浅い八幡山の散歩道です。木々が芽吹きはじめているのが、おわかりになりますか。やがてはあかちゃんが手を広げるように、すこしずつ葉も開いていくのです。うす緑、深緑、いろいろな緑を楽しめるのも、春の喜びです。木の葉が風に揺れ、やわらかい光が散らばれば、もう初夏。夏に向かって八幡山はどんどん大きくなるように見えます。さわやかな光の中を歩いていると、時間がゆっくりと流れるのを感じます。忙しい日常も忘れて、気持ちが清々と洗われるようです。