日本200名山 NO.40 秋田駒ヶ岳(1637m) 平成17年8月27日(土) 雨のち曇り |
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8合目駐車場(7:40)→片倉岳(8:05)→阿弥陀池(8:30)→男女岳 (8:50〜55)→阿弥陀池避難小屋(9:05)→横岳(9:15)→焼森 (9:25)→8合目荘駐車場(9:50) |
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実は2日前に森吉山に登ったあと和賀岳に登ろうと思って登山口まで行っていた。ところが未舗装の林道があまりに長く、翌日台風が来ることがわかっていたのでとても不安になってしまい、夕方になって歩行距離の短い秋田駒ヶ岳を登ることに変更した
翌日は台風の影響か雨。風も時々強くなり登山を断念することにした。昼頃田沢湖の見える展望台が明るくなってきたので、8合目まで行ってみることにした。しかし、やっぱり強い風で、雨も降っていた。大阪から来たという女性の2人組が今夜は小屋に泊まるという。僕は8合目の駐車場で寝ることにして、日が暮れるまで小屋でコーヒーを入れたり、本を読んだりしてのんびり過ごす。 今日もやはり雨。霧が濃くて視界が利かない。天気予報では良くなると言っているので、本を読みながら天候の回復を待った。土曜日なので悪天候でも人が上がってくる。団体がバスでやってきたのを機会に、僕も雨具の上だけをつけて登り始める。 雨はやんできたが風は強い。ほとんど足下を見ながら登っていくと、意外にも高山植物が残っている。一番多いのがウメバチソウだ。白い可憐な花が群をなして霧の中に浮かんでいる。今が季節のトリカブトやアザミは折からの強風に震えている。 やがて阿弥陀池の標柱が出てくるが、どちらの方向にあるのか見当もつかない。木道をかまわず歩いていくと池の縁に出た。新しい木道は一部池の端を横切るようになっている。男岳の登り口にとりかかると、一瞬霧が流れて阿弥陀池の全貌を目にすることができた。 遮るものが何もない頂上はものすごい風
横岳から焼森の間の両側にロープが張られている火山礫には、いかにもコマクサが生えていそうだ。もちろんこの季節には何もない。焼森は草一本生えていないまるい不思議な丘である。大きな鏡餅のようでもある。 下に降りて家に電話すると父が入院したとのこと。さっそく盛岡ICから高速をぶっ飛ばし夜の夜の9時には自宅に着いた。10時間半の長いドライブだったが、日本の大きさ(狭さ?)を体感することができた。 |