平成15年 200名山 No.6 浅間隠山(1757m) |
登山口(6:20)→北軽井沢コース分岐(6:40)→わらび平分岐(7:25)→頂上 |
前日二度上峠の登山口近くの駐車場で寝る。夜中にかなり気温が下がったらしく、フロントガラスやドアが凍りつき、開けるのも一苦労であった。車内でお湯を沸かしたが、寒さのために火力が弱い。ボンベを手で暖めるとすぐ反応して勢いが出てきた。 雪はカンカンに凍って滑りやすくなっていたので、軽アイゼンを装着する。四本歯の軽アイゼンは、夏山の雪渓ではほとんど効果が無く、新雪ではゲタの歯の間に挟まった雪のように良く雪がくっつくし、たいして役に立つものではないと思っていた。と ![]() カラマツ林を抜けていくと鞍部に出て、雑木林の間に目指す浅間隠山の南峰が見えてくる。ササに覆われたジグザグ道を登っていくと、背後に上部を雲に覆われた白くて大きな浅間山見えだした。 傾斜は益々きつくなるが、一登りで浅間隠山の南峰に着き、直角に右に折れると、頂上がほんの手の届く所にある。つい足が速くなる。はやる気持ちを抑え、背後から太陽に照らされて一歩一歩足を進めると、小さな石の祠や方位盤がある頂上に着いた。7時半である。家にいたらまだ寝ていたかもしれない時刻である。 青空であったが冷たい風が強く、体感温度は0度以下であった。5000m級の山の頂にいると、ひょっとしてこんな感じかもしれないと思った。頂上からは大パノラマが展望できたが、遠くは少し霞がかかっている。これから登る榛名山や独特のスカイラインを持つ妙義山、それに隣ででんと控えている浅間山などが印象的であったが、余りの寒さに、今ひとつ周りの景色を楽しむ心の余裕が無かった。 |