日本200名山 NO.23         愛鷹山(1504m)

                  平成16年11月21日   晴れ

  十里木高原駐車場(9:10)→電波塔(9:25)→見晴台(9:40〜45)→越前岳
  (10:45〜50)→富士見台(11:05〜40)→越前岳(12:10〜15)→見晴台
  (12:55)→十里木高原駐車場(13:25)
 夜7時過ぎに福井を出て、東名の富士川ICには11:20に着く。速いものだ。翌朝は快晴。上部に雪をのせた堂々とした富士山が見える。ここから富士山を見るのは三度目だ。一回目は天城山に行った時、二回目は丹沢に行った時。富士山を見ると興奮してしまうのはやっぱり日本人か。さっそく家内に写真付きメールをする。
 十里木高原の駐車場に行くのに思のほか時間がかかってしまった。富士山が絶えず見えているので軌道修正はできるものの、うっかりすると反対の方向へ行っていたりする。こんな時ナビがあったらとつくづく思う。
 いきなりの少し急な階段を登る。右手からゆるやかに登っていく道もあるようだが、早く登りたい思いが、直登を選択させる。周りはススキの海だ。鉄塔の下の広場には木で作られた展望台があるが、何と今までずっと見えていた富士山は雲に隠れてしまった。
 笹の原を行くと、ベンチのある見晴台に着く。1098.9m地点だ。3合目あたりから下は全部見渡せるので、大きさだけは感じることができる。
 やがて道は雑木林の中に入る。みんな思い思いに歩くからか、いろんな枝道がある。雰囲気は天城山に似ている。林が切れるところでは振り返って見上げるのだが、やっぱり富士山は雲の中だ。
 割とあっさり最高地点である越前岳の頂上に着いてしまった。越前から来た人間とすれば、なんとなく親しみがある。三方から人が集まって来て、みるみる人が増えている。下には駿河湾が光っていた。こんなに海の側だとは思っていなかった。
 一服する間もなく富士見台に向かう。どうせ昼食に時間をかけるなら、富士山を待ちながらにしようと思ったのだ。富士見台に着いても富士山は見えなかった。説明板によると、ここは昭和13年に発行された50銭紙幣の絵のモデルになったところだ。
 あきらめて再び越前岳を目指すと、頂上の雲が少しずつ取れ始めた。越前岳の頂上では新雪の純白が輝いていた。あとは富士山を見ながらの贅沢な下山だ。駐車場に着くと、「も今日はこれでおしまい」と言うように、再び富士山は雲の中に隠れてしまった。
 「道志の湯」に浸かり車のホテルでのんびりすることができた。