日本200名山 NO.56    船形山(1500m)    

               
平成18年7月31日(月)   曇り
  大滝野営場登山口(7:10)→眺望所(7:45)→小野田分岐(8:00)→展望台
   (8:20)→山頂(8:50〜9:10)→展望台(9:30)→小野田分岐(9:45)
   →眺望所(9:55)→大滝野営場登山口(10:25)
船形山避難小屋
 古川駅前のビジネスホテルに宿泊する。大滝野営場は僕のナビでは案内されず、フロントで道路地図をコピーしてもらった。朝食付きだったので少し迷ったが、食べずに5時半頃ホテルを出る。
林道に入るとがたがた道になり、スピードが出せない分、16キロの距離がとてつもなく長く感じた。
 雨は降っていなかったが、昨日までの雨で草木が濡れているので雨具の上着だけつける。ブナ林にガスがまとわりついている。参ったのは道の悪さである。所々のくぼみが田圃のようにぬかるんでいる。慎重に足場を考えないと、足首まで潜ってしまいそうだ。
 小野田分岐を過ぎると道は険しくなる。木々の背は低くなってきたが、周りは全く展望がない。御来光岩まで来ると頂上部の平坦な道に変わり、あっという間に頂上に着いてしまった。
 月山、朝日連峰、鳥海山などが展望できるそうだが、今日は全くだめである。強い風の中で、避難小屋が寒々と建っていた。高山植物も露に濡れて震えていた。ガスが一瞬切れて周りの景色を見せてくれるときもあったが、長くは続かなかった。
 周遊する予定であったが、天気も良くないし道に迷ってもいけないので、来た道を引き返すことにした。恐怖のぬかるみではあるが、状況がわかっているというのは安心である。1時間ちょっとで登山口に戻ってきてしまう。あふれる水で靴やスパッツを洗い、着替えをすませると、とてもいい気分になった。
 今回は珍しく天気に恵まれなかった。全国梅雨明けをしたというのに、東北地方だけが取り残されていた。まるで雨の地域を探して行ったようなものである。12時頃大和ICから東北自動車道に乗り、磐越自動車道、北陸自動車道を経由して8時半頃家に着いた。