日本200名山 NO.55 神室山(1365m) 平成18年7月30日(日) 曇りのち晴れ |
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パノラマコース登山口(6:35)→西ノ又コース登山口(6:50)→第3徒渉点 (8:05)→不動明王(8:15)→御田の神(9:20〜25)→西ノ又コース分岐 (9:50)→頂上(10:05〜30)→前神室山(11:40〜45)→ざんげ坂 (12:10)→第2ピーク(12:30)→パノラマコース登山口(13:45) |
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西の又沢沿いに快適な道が続いている。第1吊り橋、第2吊り橋はガイドブックの写真では木にロープをかけてある冒険心をくすぐるような吊り橋であったが、今はアルミニュームの橋になっていた。第2吊り橋は高度差があり、立ち止まると目がくらむようだ。 後ろを振り返れば役内の部落が見えている。最後の徒渉点を渡れば「胸つき八丁坂」が待っている。その名の通り急坂の連続が1時間以上続く。ようやく傾斜がゆるくなると気持ちの良い草原に出る。ニッコウキスゲ、コイワカガミなどが咲いている。 そこから頂上に続く尾根道には数えきれないほどの高山植物が咲き乱れていた。それほど標高は高くないのに、さすが東北の山だ。ガスが多く発生する気候にもよるのかもしれない。ハクサンフウロが一番多く、そのほか黄色や白の様々な花々が急斜面や山道の脇で風に震えている。 頂上からの視界は残念ながら悪かった。宿で作ってもらったおにぎりがおいしくて、昼食にしては時間が早かったのだが、二人とも全部食べてしまった。 帰りは予定通りパノラマコースを降りる。分岐から少しはいると突然目の前に前神室山の雄大な稜線が見えてきた。緑の山並みを目の前にしたとき、パノラマコースの命名の意味がわかったような気がした。太陽が出てきて周囲の山々も顔を出し、連峰の奥深さが実感できた。 小さな峰をいくつも越えていくと、やがての樹林帯に入り長い下山がようやく終わったが、「いい山だったな」と思わず口に出るほど充実した登山だった。 |