日本200名山 NO.86 霞沢岳(2646m) 平成20年7月12日(土)〜13日(日) 晴れ後曇り |
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@ バスターミナル(10:45)→明神館(11:50〜12:00)→徳本峠小屋(14:10) A 徳本峠小屋(4:45)→ジャンクション・ピーク(5:40〜50)→K1(8:00〜05) →霞沢岳(8:40〜9:00)→K1(9:30〜35)→ジャンクション・ピーク (11:30〜35)→徳本峠小屋(12:20〜13:00)→明神館(14:30〜40) →バスターミナル(15:30) |
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信州そばで早めの昼食を食べ、さっそく歩き出す。河童橋周辺は相変わらずの混雑。韓国人の観光客も目立つ。ビジターセンターをゆっくり見学して、梓川沿いを歩き明神館の先の白沢出合から徳本峠を目指す。 最初は大木が茂る広く平坦な道を行くが、やがて山道となり、傾斜も徐々にきつくなる。最後の水場でのどを潤し、つづら折りの登山道を進めば霞沢岳への登山道が現れ、ひと登りで峠に着いた。徳本峠小屋は時代劇にも出てきそうな雰囲気のランプの宿である。昨日とれたばかりの野菜たっぷりの夕食に満足し、山小屋にしては比較的よく眠ることができた。 峠から見ると目の前の明神岳が朝日に赤く萌えている。ガスがかかっていた昨日とうって変わって、穂高連峰も上部まではっきりと見えている。4時45分に小屋を出発する。ジグザグの急登を行けばようやく平らな尾根に出て、左手が展望できるジャンクション・ピークに出る。連なる山々はどれがどの山かよくわからなかったが、頂上を半分見せていた富士山だけは同定できた。 それからアップダウンを何回繰り返しただろうか。寒気がするような崩壊地のそばを通り、キヌガサソウのお花畑を横切り、ロープが張られた急登をよじ登ればようやくK1といわれるピークに出た。そこはさえぎるもの
遠くから見ると絶壁のように見える登山道も近づけばそれほどでもないし、かなりの距離があるように見えるK1とK2の間もたった15分で行くことができた。頂上直下には雪渓が残っており、小さなお花畑があってほっとさせられた。霞沢岳の頂上は狭く、標柱もなかった。最近つけられた山岳会のプレートがハイマツの枝にぶら下がっているだけだった。乗鞍岳が手に取るように見えたが、障害物がない分眺めはK1からの方がいいかもしれない。 帰りはとても長く感じた。ようやくたどり着いた徳本峠小屋の前で昼食を食べようとしていたら、小屋の主人が外は虫が多いから中で食べるように言われ、おまけにスープまでご馳走してくれた。温かい好意に疲れがとれ、心も和むランチタイムだった。 |