日本200名山 NO.34    乾徳山(2031m)    

           平成17年5月29日(日)   晴れ
  登山道入口(5:10)→銀晶水(5:40)→駒止(5:55)→錦晶水(6:30)→
  国師ヶ原(6:40)→扇平(7:15)→頂上(8:05〜30)→国師ヶ原(9:45)→
  駒止(10:10)→銀晶水(10:20)→登山道入口(10:45)
 登山道に入ると昼なお薄暗い杉林である。このあたりはあまり手入れがされていないが、登っていくと下打ちがされた立派な杉林もあった。林道や林道跡を横切る。昔の林道には木が育ってしまっていて、時の流れを感じる。
 国師ヶ原に出ると急に前方が開けて、乾徳山の頂上部が見えてくる。初めてのご対面だ。ここから扇平までの間はミツバツツジが満開だった。きっと扇のように広がっていることからその名前がついたのだろうが、小さな岩の上に登って眺めてみるとちょっとした黄色い海原だ。頂上部はさながら海に浮かぶ孤島のように見える。この枯れ草は萱だろうか。
 再びコメツガやシラビソがはえる樹林帯にはいる。ここを抜けるのは思ったより時間がかかった。杖がいっぱい放棄されていて、いよいよ頂上部への岩場かと思ったらその岩には登らず、下に降りる階段が作られていた。そこからは岩が多くアップダウンも激しかった。
 やがてまっすぐ鎖が降りている岩場にやってきた。妙義山の岩場に比べればすっとスケールは小さかったが、緊張する場面である。岩でできた頂上には石の小さな祠があり、こんなに早い時間だというのに先客が5人いた。360度見渡すことができたが、残念ながら山の名前がわからず、ただ眺めるのみである。
 黒金山の方に縦走するグループの後について、反対側から下山する。何も書いてないのでこのルートは見つけにくい。10分ほど進んで黒金山方面の道を見送ると、一気に下っていく。この道は岩場こそ無いが、歩きにくく単調である。国師ヶ原に出る手前に山小屋がある。受付の窓とか品物を並べておく所ががあったりして、昔は結構にぎわっていたのかもしれない。
 行くときは甲府昭和ICから降りて渋滞に巻き込まれたが、帰りは勝沼ICを目指したらあっという間だった。家にも4時半ごろ着いてしまった。