日本200名山 NO.37      櫛形山(2052m)    

              平成17年7月18日(火)   晴れ
  見晴台(6:00)→1700m地点(6:45〜50)→アヤメ平(7:25〜35)→裸山
  (8:00)→頂上(8:45〜9:05)アヤメ平への分岐(9:25〜30)→アヤメ平
  (9:45)→もみじ平への分岐(10:20)→見晴台(11:00)
 「ルートイン甲府櫛形」の窓から朝日に輝く櫛形山を見ていた。それはまさに櫛の背中のように長い頂上部を持つ山であった。
 県民の森を越えて林道を走っていくと見晴台の登山口があり、田中澄江さんの文学碑が建っている。そこからは金峰山、大菩薩嶺、富士山などの雄大な景色を眺めることができる。快晴の下、そこで朝食を食べた。
この山はとても整備が行き届いている。道幅が広くきれいにならしてある。樹木におおわれているので空気がひんやりしていて歩きやすい。かといって背が高いので圧迫感はな い。木々に付いた昆布のような植物はニュージーランドを思い起こさせなつかしかった。
 アヤメ平で待望のアヤメとご対面。先週はアヤメ祭をやっていたそうだが、時期は少し過ぎたようだ。まわりの雑草の背丈がアヤメを追い越そうとしている。それでも野生のアヤメの群落は珍しくしばし我を忘れてビデオをまわしていた。 
 アヤメのことを言えば、そこから30分ほど行ったところにある裸山の方が見事だった。アヤメに混じってヤナギランがきれいなピンクの花を咲かせていた。裸山からは三山が折り重なった珍しい形の白根三山を見ることができた。もちろん奥に鎮座するのは北岳である。
 この山にはダテカンバの巨木が多い。たいていは直径5メートルはあると思われる幹から数本の木がのびている。最後の急斜面で頂上に着く。ここも富士山の見える方向だけ木が倒されており、その向こうに富士山が雲からちょこんと頭を出していた。
 帰りは裸山を通らない原生林コースを選び、もみじ平にも寄ってみた。それにしても下りは早かった。