日本200名山 NO.64   御神楽岳(1386.5m)    

                
平成18年10月28日(土)  晴れ
  室谷登山コース登山口(6:40)→頂上まで3時間地点(7:30)→大森(8:45)→
   御神楽岳(9:35〜50) →大森(10:30)→水場(10:50)→
   室谷登山コース登山口(11:55)
下越の谷川岳
 阿賀野川SAで寝る。ETCの夜間割引を利用すれば高速代が3割引きとなるのでこれはお得だ。
 いくつか登山道があるようだが、今回は御神楽岳登山のメインコースになりつつあるという、室谷登山口から登ることにした。登山口周辺にはすでに4台の車があり、すでに登り始めた人もいて一安心。それというのも、最近熊の出没が頻繁に見られ、誰も登らない山だけは避けたかったからだ。
 昨夜来の雨で登山道は濡れているので、久しぶりにスパッツをつける。沢に沿って霧で薄暗くなった林の中を歩く。やがて霧の上を通過したのか、素晴らしい青空が見えてくる。山の間に湖のように霧がたまっている。紅葉も太陽の光を浴びて輝きを増している。
 大森からは頂上部のなめらかな稜線が逆光の中に続いている。ひと登りで稜線に取り付けば、360度の雄大な景色が待っている。霧がナイアガラの滝のごとく滑り落ちる様子にはしばし見とれていたほどであった。
 「しゃくなげ通り」という看板が出ている地点からは太陽の光を浴びながら、ルンルン気分で歩ける散歩道であった。上級者向けの蝉ガ平ルートの合流点に着けば、足下に切り立った岩稜が続いている。さすがに「下越の谷川岳」と言われるだけのことはある。
 そこから頂上はすぐだった。一組の夫婦が迎えてくれた。狭い頂上がかえって高度感を増し、全ての山を見下ろしているような感じだった。教えてもらった矢筈岳、青里岳、栗ヶ岳の三山がはっきり識別出きる。その左手には以前に登った浅草岳と守門岳が見覚えのあるシルエットを描いている。目を転じれば飯豊山は雲の下。左端に明日登ることになっている二王子岳がうすく見える。
 雲一つない青空になり、紅葉を愛でながらゆっくり下山する。足下がぬかるんでいて一度お尻から滑って泥だらけになってしまった。帰りに近くの「みかぐら荘」で温泉に入る。紅葉祭りとかで半額で入れたのはラッキーだった。