日本200名山 NO.22         能郷白山(1617m)

              平成16年11月7日   晴れ

   登山口(9:45)→1492メートル峰(11:05〜10)→頂上(11:45〜
   13:00)→1492メートル峰(13:25〜30)→登山口(14:35)
 能郷白山には2回登っている。1回目はワンダーフォーゲル部で、もう10年以上前のことだ。2回目はM先生らと屏風岳を目指したが、温見峠から岐阜県側は工事中で通行止めであった。やむなく近くの能郷白山の登ったのだが、リンドウがとてもきれいだったことを覚えている。
 今回は1年生のワンゲル部員と登った。中島公園から峠までは思っていた以上に時間がかかった。洪水で廃村になったはずの村に人がいて生活の臭いがする。別荘みたいに休日だけ戻ってくるのだろうか。
 これが国道かと思えるような林道をうねうねと行くと、峠付近で立派な道路に変わる。その道路からいきなり登山道が始まっている。最初こそ林の中の快適な道だったが、すぐに急登が始まり、それは1492メートル峰まで続く。生徒は5人、2回目が2人ではじめての登山が1人。すぐに悲鳴を上げる。5分も歩くと「疲れた、休憩しよう」と言いだす。声を無視して「後少し、後少し」と時間を延ばし、30分位歩いたら休憩にした。
 1492メートル峰からは岐阜の山々が見える。山以外は何も見えない。本当に奥深い山の中にいることが実感できる。そこから左に折れて、小さなピークを2つ越せば頂上だ。生徒は急に元気になって、足取りも軽い。現金なものだ。
 頂上に着くと、15人ぐらいの人が昼食をとっていた。急に若い娘の集団が現れたものだから、一様に驚いた表情を見せている。確かに、今山で会う女性は中高年ばかりである。
 キムチうどんをして満足した後、白山神社の奥の院に行く。チョットしたアルペン気分が味わえ、そこからの景色は素晴らしい。姥ヶ岳からはこの神社まで見えたが、こちらから見る姥ヶ岳は堂々としたとても大きな山塊だ。
 帰りの生徒達はすっと話しっぱなしだった。話しを聞いているだけで面白く、まあ、こんな山登りもありかなと思えてくる。