日本200名山 NO.67    大岳山1266m)    

                
平成19年3月24日(月)   晴れ
  御岳山ケーブルカー駅(8:05)→御岳神社(8:25)→芥場峠(9:10〜15)→
   大岳山荘(9:45)→頂上(10:00〜10)→鍋割山への分岐(10:40)→鍋割山
   (10:55)→奥の院(11:35)→御岳山ケーブルカー駅(11:55)
 雨で息子のアパートに一日停滞した。アパートのある日高市から登山口のケーブルカー下までは思ったより近い。駐車場に車を入れると「後1分で出発します。この後は20分後です」と言われたので、靴やストックを抱えてあわてて車を飛び出す。ケーブルカーに飛び乗ったら、乗客は僕一人だった。でもビデオカメラを忘れてしまった。あわてると何か忘れる。
 山頂駅から御岳神社を目指す。左手はるかに神社と門前町が見える。まるで空中都市のように山頂にしがみついている。民宿などが建ち並ぶ細い路地を抜けていくとお土産屋や食堂でにぎわう通りに出る。とはいっても早朝とて店は開いておらず、不気味なほど静かである。
 長い階段を登り本殿に出る。「おいぬさま」の図柄をみて、以前埼玉県に住んでいる義弟からもらった交通安全のステッカーを思い出し「この神社で買ったのか」と一人感激していた。本殿で参拝して、いよいよ大岳山を目指す。
 杉林の広い道で、軽自動車ぐらいなら通れそうである。鳥の鳴き声がこだまし、快適な遊歩道である。ロックガーデンへの道を左に分け、沢を詰めていくと芥場峠に着く。道はいつの間にか気持ちのよい山道に変わり、さわやかな風が渡っていた。
 岩場やチェーンもある少しけわしいみちを左に巻いていくと、新しい大岳山荘が目に飛び込んできた。3階建てのモダンな建物で、その上部にある元の山小屋が苔でおおわれ朽ちかけているのとあまりにも対照的である。
 鳥居をくぐるとそこが大岳神社で、15分ほどの急登を行けば頂上である。南から西側の展望が開けている。富士山の眺めがいいと言うことだが、残念ながら今日は姿は見られない。腰掛けるのに丁度良い岩がごろごろしていて、昼食にはもってこいの場所だ。
 帰路は鍋割山と奥の院を経由する道を行った。鍋割山からは林を通して大岳山の頂上部がきれいに見えた。奥の院の頂上には小さな祠があり、すぐ下に新しい神社ができていた。そこからは一気の下りで、登ってくる大変さが想像できた。
 7時から用があったので、八王子ICから6時間半車を飛ばして無事自宅に戻ることができた。