日本200名山 NO.31       三瓶山(1128m)    

               平成17年5月4日(水)   晴れ
   リフト終点(14:20)→女三瓶山(14:35)→ユートピア(14:55)→男三瓶山
   (15:20〜30)→兜山(15:55)→女三瓶山(16:05〜10)→リフト終点
   (16:20) 
 上蒜山を思いがけなく早く登ってしまったわれわれは、宿に入るだけではもったいないと思い、三瓶山を登るべく先を急いだ。蒜山ICは昨日以上の混雑。上り線も下り線も蒜山に入る車で長い行列ができていた。米子、松江、出雲といった地図でしか知らない初めての町を通って国道54号線に入る。
 時間的に押してきているので、リフトを利用することにした。最終の4時30分に間に合うか不安だったので片道券にした。スキー場の芝生がきれいで、ときどきわらびが肉眼で見えた。
 あわてて怪我をしたら元も子もないので、間に合えばリフトに乗るし、間に合わなければスキー場をわらびでも採りながら降りることにした。アンテナが林立する女三瓶山までは石畳の立派な道ができており、軽装で多くの家族連れが下りてきた。
 女三瓶山からは本格的な山道になり、結構きつい岩場もある。ユートピアと呼ばれるところに立ち止まって前方を眺めれば、子三瓶と孫三瓶がひときは大きな山塊となってそびえている。アップダウンを繰り返しながら進んでいくと、ひょいと砂地に出た。恐る恐る端に寄って下を覗けば、土砂が崩れて絶壁となっている。すぐ右手に非難小屋があり、頂上に向かう階段が2本続いている。右手から丸太の階段を登れば、もうそこが方位版のある頂上だった。
 南北に細長い頂上の両端に木で出来た展望台がある。北へ行けば果てしなく続く中国地方の山々、南へ行けば室内池という小さな池を底に持った火口が臨まれる。展望所の近くの芝生の中で若者が二人寝ている。かなりぐっすり寝ている様子で、人事ながら心配になる。
 帰りは随分早く歩いたと見えて、女三瓶山に着いた時は充分リフトに間に合う時間だった。2つの山を登った征服感もあってか、今日の「三瓶観光ホテル」のフロは気持ちがよく、大満足の一日だった。