日本200名山 NO.51    笹ヶ峰(1860m)    

                平成18年5月5日(金)   晴れ
  笹ヶ峰林道登山口(6:00)→宿(6:50)→丸山荘(7:20〜25)→頂上
   (8:10〜30)→丸山荘(9:10〜15)→宿(9:35)→
   笹ヶ峰林道登山口(10:05)
 5時少し前にホテルを出る。寒風山トンネルの方から登ろうか、笹ヶ峰林道登山口から登ろうか迷っていた。結局寒風山トンネルの方から登ることにしたが、入口を間違え、気がついたときは笹ヶ峰林道を走っていた。
 長い林道で、最後は未舗装の悪路になり、登山口に着いた時はほっとした。早朝にもかかわらず、すでに3台の車がはいっている。

笹ヶ峰から見た寒風山

 雑木林の急登を登っていくと、何度か馬車が通れるような広い道にぶつかる。やがて、宿と呼ばれる平地に出る。ここは別子銅山で使われた木炭の中継地だったそうだ。昨日別子山村の銅山跡を通ってきただけに、とても身近に感じられた。
 丸山荘は小学校の分校のような立派な建物だ。4人の従業員が客を見送っているところだった。冗談を言い合っている所を見ると、とても家族的な温かい山小屋のように感じられた。小屋の横からは、もう笹ヶ峰の穏やかな頂上部が見えている。
 道はすぐ笹原になる。笹が逆光に輝いている。笹の海原を軽快に歩いていけば、なだらかな頂上に着く。山座同定図があり、四国のいろいろな山々がわかる。西には寒風山、瓶ヶ森、石鎚山と続いており、東に目を転じれば冠山、平家平の奥に昨日登った赤石の連なりが見える。風が少し冷たく寒かったが、本当にのどかな風景だった。
 帰りは乳山の方に向かった。背の低い笹が芝生のように広がっていて、気持ちがいい。振り返れば、なだらかな笹原の頂上にある不動王明が見える。前を歩いていた2人は乳山に登っていったが、僕らは丸山荘めがけて降りていった。
 10時過ぎに山を離れ、瀬戸大橋の所で昼食。大した渋滞もなく、6時過ぎには家に着いていた。