日本200名山 NO.38      白神岳(1232m)    

               平成17年8月24日(水)   晴れ
  駐車場(8:15)→二股分岐(8:55)→最後の水場(9:25)→まて山分岐
  (9:55〜10:10)→十二湖コース分岐(11:15)→頂上(11:30〜12:00)
  →十二湖コース分岐(12:10)→まて山分岐(13:15)→二股分岐(14:05)
  →駐車場(14:35)
   前日5時に仕事を終え、新潟から秋田までのフェリーに乗り、朝の8時過ぎにはもう歩いているのだか不思議なものだ。今年知床半島が追加されたが、数少ない世界遺産の一つである。背の高いブナやミズナラの林を歩いていく。どちらを向いても葉は青々としている。大きな声で鳴く蝉が夏を知らせている。
 平坦で楽しい山歩きだが、蟶(まて)山の分岐の手前はかなりの急登だった。やがて木々の背丈が低くなり、森林限界に出る。もう何も遮るものはなく、前方には山頂までのなだらかな稜線、後方には青い海が迫っている。押さえつけられていたものから一気に放たれた解放感があった。
 稜線の十二湖コース分岐までもかなりの急登。しかし、そこまでくれば横に移動するだけだ。頂上部の人や避難小屋も手に取るように見える。避難小屋は改修中で小さな小屋に7人もの大工があわただしく働いていていた。「こんにちは」と声をかけると「ご苦労さんです」と声が返ってきたが、ご苦労山なのは彼らの方である。隣には環境庁が作った避難小屋くらいの大きさの立派なトイレが立っていた。
 頂上にはすでに十数人の人がいた。横浜から来たという老夫婦は弘前まで夜行バスで来たと言うことだ。岩木山が意外なほど近くにあった。かすんでいたが鳥海山も見える。深い森延々と続き、白神岳は白神山地のほんの入り口であることがわかる。