200名山 No.83  白砂山(2140m)

                    
平成19年10月28日(日)           
   登山口(6:15)→ハンノ木沢(6:30)→地蔵峠(7:05)→野反湖見晴台
   (8:10〜15)→堂岩山(8:40)→白砂山(10:10〜35)(11:40)→
   堂岩山(11:50)→野反湖見晴台(12:10〜15)→地蔵峠(13:15)→
   登山口(13:50)
 野反湖
 昨日は、仙ノ倉岳から下山して雨の中を野反湖へと向かった。曲がりくねった道路が多いためか思っていた以上に時間がかかり、ロッジに着いたのは6時少し前だった。部屋に入ってこたつがあったのにはびっくりだったが、寒かったのでありがたかった。夕食に群馬名物のこんにゃくや野菜がたっぷり出たのはうれしかた。
 一晩中激しい風雨で、天気予報の「晴れ」が信じられないくらいだったが、朝方には雨は止んでいた。それでも風は強く冷たかったので、頂上付近の寒さが思いやられた。ハンノ木沢にいったん下ると、あとは登り一辺倒である。登山道が雨で削れて深く切れ込んでいる所もある。
 地蔵峠は秋山郷への分岐点になっている。苗場山へは秋山郷から登ったので、当時のことがなつかしく思い出された。地蔵峠とういうからには地蔵があるのではと思ったが、登りの時はまったく気付かなかった。帰りに調べてみると10mほど山には行ったところに小さな地蔵があった。
 野反湖見晴台からは遙か下のほうにコバルトブルーの湖が見えた。おだやかな山とコバルトブルーの湖はニュージーランドの風景を思い出させたが、ニュージーランドには山の頂上近くにまで羊がいたものだ。 堂岩山は木立の中で、標識がないのでどこが頂上かはっきり分からない。少し進むと白砂山の稜線が目の前に現れた。風も止み雲一つない青空の下に緑の笹でおおわれた白砂山は息を飲むような美しさである。
 2回大きなアップダウンを繰り返して頂上に着く。風もなくぽかぽか陽気の穏やかな頂上である。北の佐武流山や苗場山、南に白い雪を抱いた浅間山や八が岳、東に志賀高原や日本アルプスの山々、西に日光連山と関東の山々など360度の大展望である。
 帰りの登り返しは疲れもあってか、なかなかきつかった。左に伸びている八間山に続く稜線も魅力的であったが、今回は来た道を引き返す。
 草津温泉から志賀草津道路を経由して志賀高原から上信越道に出る。白根山の索漠たる景色の中や山頂を縫うようにしてを走る道路を、たくさんの車が走っていた。今日は最高のドライブ日和であっただろう。