日本200名山 NO.33     天狗岳(2646m)    

               平成17年5月28日(土)   晴れ
 渋の湯(7:10)→パノラマコース上部分岐(8:00)→唐沢鉱泉分岐(8:15)→
 黒百合平(8:55)→中山峠への分岐(10:00)→西天狗(10:30〜11:00)→
 第二展望台(11:30)→第一展望台(11:50)→西尾根下降点(12:30)→
 唐沢鉱泉(13:10)→パノラマコース上部分岐(13:35)→渋の湯(14:00)
 前日、諏訪湖SAで寝て、諏訪ICから渋の湯に入る。ひなびた宿が2軒川沿いに建っている。旅館の奥の小さな橋を渡れば登山口だ。岩がごろごろする急登だ。道には雪が現れだし凍り付いていて滑りやすい。視界もなく、ただひたすら我慢の歩行だ。
 黒百合平に出ると、押さえつけられていたものから急に解放される感じだ。黒百合ヒュッテは想像していたよりもずっと立派な山小屋だった。中山峠への道を見送り、天狗の奥庭といわれる岩場へ登っていく。そこから池越しに眺める天狗岳は、かなりの感動ものであった。天狗岳の均整のとれた山容が、青空をバックに青々としてそびえていた。思わず妻に携帯で写真を送ってしまった。ただ、そこから見た山を東天狗と思いこんでしまったために、後でちょっとした混乱を引き起こしてしまったのだが。
 そこから天狗岳までの道はほとんど岩の上を歩く感じで、足下に注意しなければならないし使う筋肉も違うからなのか、ふつうの山道を歩くよりぐっと疲れてしまった。岩場のピークは感じていたが、それが東天狗だとは思わず休憩もせず横の道から東天狗(実際は西天狗)に向かってしまった。
 そこから眺めた八ヶ岳の峰々は迫力があった。その景色を眺めながら少し早い昼食にした。風のない穏やかな天気で、何ともいえずゆったりとした気分だった。
 いざ西天狗へと出かけたが、それらしき山が無い。きつねにつままれた気分だった。結局、家に帰るまでその謎は解けなかった。二つの展望台からはまた違った八ヶ岳を楽しむことができた。
西尾根道から別れるとひたすら樹林帯を歩くことになった。唐沢鉱泉は電気も通っていない山の中の一軒家だと勝手に思っていたが、車道が通じていて近代的な旅館が2軒も建っていたのにはびっくり。そこからまた山の中に入っていかなければならないのには少しがっかりした。