日本200名山 NO.43    焼石岳(1548m)    

        平成17年10月10日(月)   曇り一時雨
  中沼登山口(6:35)→中沼(7:15〜20)→上沼(7:45)→銀明水(8:30)→
  姥石平(9:30)→頂上(10:00〜05)→姥石平(10:20)→銀明水(11:15)
  →上沼(11:50)→中沼(12:10)→中沼登山口(12:35)
 昨日和賀岳から横手市を経由して国道342,307号線を通り「ひめかり」で入浴と夕食。いつもはのんびりした風呂だっ

中沼
たが、時間にもよるのか混雑していて洗い場も順番待ちの状態だった。そこの食堂で食べた「あげ焼き豆腐」びっくりするくらいの量で僕が残したほどだった。これはちょっとした感動ものでもあった。
 胆沢ダムの工事が至るところで行われており、尿前林道の入り口も工事の関係で入り組んでいた。すでに小雨が降り、舗装されていない道路は泥を跳ね上げ、広場に着くとわが愛車は無惨な姿になっていた。
急登を登っていくと、不意打ちのように中沼に出た。湖面は鏡のように波一つなく、周りの紅葉を映し出していた。天気は今ひとつであったが、このあたりから頂上まで紅葉が続いていて、今日は紅葉狩りの山行となった。中沼がこんなに美しいと思っていなかったので、ちょっと特をした感じだ。
上沼は中沼よりずっと小さかったが、折からのガスと相まって黄色を主体とした紅葉がとても幻想的な雰囲気を醸し出していた。草紅葉も始まっており、秋の稲穂のように一面山吹色になっている場所もあった。
頂上部は月山のように穏やかな丘になっていた。広大なお花畑が広がっている姥石平も今は寂しい。泉水沼がすーっとガスの中に浮かんでは消えていった。頂上に至る最後の20分ほどがきつかったが、頂上に立てばどんな山にも感慨深いものがある。おとといの姫神山のように冷たい風が吹き荒れていたので、ふるえながら行動食を食べてすぐに下山する。残念ながら、申し分のない展望は想像するしかない。