日本300名山 No.17      浅草岳(1585m) 

                  
平成18年6月24日(土) 晴れ

    田子倉登山口(11:20)→大久保沢(11:55)→昼食(12:50〜13:05)→
   剣ヶ峰(13:15)→頂上(14:30〜45)→剣ヶ峰(15:45)→大久保沢
   (16:30)→田子倉登山口(16:55)

 早朝5時半に家を出たのだが予想以上に時間がかかり、小出ICから田子倉湖近くの登山口に着いたのは昼近くになっていた。
 小さな橋を2つ渡り反対側の尾根に取り付くと、緑の木々の間から早くも浅草岳の頂上部が顔を出している。かなりの距離だ。このあとずっと見え隠れしていたが、目標の山を見ながら歩いていくのは丁度魚沼駒ヶ岳の登山道に似ている。
 歩き出してから気が付いたのだが、往復4時間半という歩行時間は桜ツネ登山口からのものであった。帰りの時間のことを考えると少し不安になってきた。もちろん引き返すつもりはなかったが、登り出す前に気づいていたらどうしただろうと思ってしまう。
 大きなダテカンバの林を抜けると石垣が積んであるような、見晴しの良い尾根に出た。残雪を残した浅倉岳はさえぎるものは何もなく、ぐんと近づいてきた。下を見れば群青色の田子倉湖が人でのような形をして山間に広がっている。そこで昼食とする。
 剣ヶ峰を通り鬼が面のぞきと言われる場所に着く。鬼の角とようにとがった山頂を持つ山々が左手に連なっていて迫力満点だ。そこからは一段と傾斜がきつくなり、核心部に入ったことが感じられる。かなりばててきたが、道ばたのピンクのユリが元気づけてくれる。
 頂上手前から左手に草原の中に気持ちの良い道が見えてきた。大きな雪渓も残っている。桜ツネ登山口からの道であろう。誰もいない頂上には一等三角点と小さな祠がある。自動で写真を撮ろうと思い祠に近づいたらヘビがとぐろを巻いていて大いにあせった。そういえば天気が良かったせいか今日は10匹以上のヘビを見た。見るたびにはっとさせられるが、存在そのものが人に恐がられるヘビもかわいそうと言えばかわいそうだ。
 山を下りて「ホテル大自然」の展望洞窟風呂に入る。一般の営業時間は過ぎていたが快く入れてくれてありがたかった。誰も入っていず、お風呂と目の前に広がる大自然を大いに満喫した。