日本300名山 No.83 平成28年5月19日(木)晴れ |
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会津![]() ブナの大木が立っている「八丁坂」の急登を登って行く。足元に岩がごろごろし、ブナの根がからまった登山道は歩きにくい。見上げれば若草色の若葉が太陽に輝いている。急登が一服するとブナの巨木が林立する「ブナ平」だ。 ![]() 林道跡の途中にロープが張られており、先に進めないようになっている。頂上への道はすぐ右手の山道になる。小鳥のさえずりに耳を傾け、気持ちの良いブナの林の中を行けば「男岳坂」の標識が現れる。最後の急登を登れば二岐山(男岳)の頂上だ。そこは思いがけずシャクナゲが満開だった。薄ピンクの花から濃いピンクの花まで微妙に色の違うシャクナゲが群落を作っていた。先日、石川県の蟹ノ目山に登った時、遅すぎたのか一輪の花さえ見ることができなかったので、喜びもひとしおだった。 展望は開けているが、残念ながら同定はできない。すぐ先に進むと、こんもりした女岳が見えたが、展望がないというのでそこから引き返すことにした。帰りに、チェンソーなどを使って道を整備している人たちに出会った。きっとこの山を守る地元の人たちだろう。 |