日本300名山 No.83 (ふた)岐山(またやま)(男岳1544m)
 
         
                                       
平成28年5月19日(木)晴れ  

   御鍋神社登山口(7:00)→ブナ平(7:45)→男岳(8:30~55)→ブナ平
  (9:30)  →御鍋神社登山口(9:55)

 会津若松ICで降りて、二岐温泉を目指す。二岐温泉より御鍋林道をしばらく走ると広大な駐車場に出た。さらに進むと。御鍋神社の入り口が左手に現れる。御鍋神社のご神体は鍋らしい。とにかく行ける所まで行こうと思い車を走らせると登山口に達し、すぐ先の空きスペースに車を止めた。
 ブナの大木が立っている「八丁坂」の急登を登って行く。足元に岩がごろごろし、ブナの根がからまった登山道は歩きにくい。見上げれば若草色の若葉が太陽に輝いている。急登が一服するとブナの巨木が林立する「ブナ平」だ。道は広くなり、昔の林道を偲ばせる。林を抜けた所から前方に二岐山が見える。こんもり盛り上がっていて、想像していたよりすっと穏やかな山容だ。
 林道跡の途中にロープが張られており、先に進めないようになっている。頂上への道はすぐ右手の山道になる。小鳥のさえずりに耳を傾け、気持ちの良いブナの林の中を行けば「男岳坂」の標識が現れる。最後の急登を登れば二岐山(男岳)の頂上だ。そこは思いがけずシャクナゲが満開だった。薄ピンクの花から濃いピンクの花まで微妙に色の違うシャクナゲが群落を作っていた。先日、石川県の蟹ノ目山に登った時、遅すぎたのか一輪の花さえ見ることができなかったので、喜びもひとしおだった。
 展望は開けているが、残念ながら同定はできない。すぐ先に進むと、こんもりした女岳が見えたが、展望がないというのでそこから引き返すことにした。帰りに、チェンソーなどを使って道を整備している人たちに出会った。きっとこの山を守る地元の人たちだろう。

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