日本300名山 No.33 医王山 (939.1m) |
西尾平(10:20)→覗(10:50)→白兀山(11:30〜40) |
天気予報がはずれて思いがけない晴天になるというので、M先生に電話するとグッドタイミングだった。土日に計画していた山が雨のため行けなくなったので、渡りに船だったのだ。医王山は金沢市内を通過しなければならないのと山の周辺の地形が複雑なので後回しになっていた山だ。 道が下りだして間違いに気づいた。とにかく案内板がある所まで行こうと思って進んでいくと、覗という所に着いた。案内板と白兀山まで45分という標識があり、それほど時間のロスにはならないとわかって一安心。道はだんだん細くなり、白兀山の登り口から本格的な山道になった。頭をおおう樹木の中をひたすら歩いて行くと、ぱっと明るくなった。小兀といわれる岩の広場だった。 小兀からも金沢市内を一望でき、目標の奥医王山がちょうど対岸に見えた。馬蹄形に回り込んでいくのだ。その右手に黒々とした白山の4つの峰が見えた。この時期いつもなら真っ白になっているのだが、今年の冠雪は少し遅いようだ。すぐ上がお堂と展望台がある白兀山の頂上だ。展望台からは剣や立山、大門山、大笠山などが見える。 道はいったん下り、アスファルトの車道に出る。そこが夕霧峠(菱広峠)だ。奥医王山には鳥居をくぐって300段の階段を登っていく。左手にイオックス・アローザスキー場が広がっている。10年ほど前このロッジに親戚で来たことがあったが、あの時はなんと大周りをしたことか。ここから見ると医王山は確かに金沢平野と砺波平野を南北に区切ってい山塊だということがわかる。 階段を過ぎると道は割と平坦になり、小さなアップダウンを2回ほど繰り返せば奥医王山の頂上に出る。頂上を示す標柱は今までで一番立派なものだ。そこにも白兀山とは一段と高い展望台があったが、見晴らしは白兀山からの方がよかった。 帰りは夕霧峠から車道を下って行ったが、紅葉はここからの方がきれいに見えた。日差しは晩夏のようにきつかったが、風に揺れるススキは秋を感じさせるものだった。 |