日本300名山 No.34 医王山 (鳶岩) |
堂辻(10:30)→沢の分岐点(11:00)→鳶岩登り口(11:20) |
前回、奥医王山 夕霧峠(菱広峠)までは勝手知った道。初めて通る百万石道路は尾根につけられた蛇行する道。堂辻までが意外と長く感じた。だんだん下っていくので心配になりかけたころ、4,5台の車が駐車している登り口に到着した。いきなり道は登山道と林道の二手に分かれている。どちらへ行っても同じようであったが、金山峠を目指す登山道を歩く。 峠からは、かろうじて紅葉が残っている水平動を歩き、やがて道は急激に下っていく。「ここから鳶岩が見えます」という標識が2箇所あったが、最初のところでは雑木林が邪魔をしてあまりよくわからなかった。2番目のところからはよく見えたが、山の頂上近くのトゲのようだった。 梯子坂を下りきったところに小川が流れており、飛び石伝いに対岸に取り付く。すぐ「カニの横ばい」と呼ばれる岩場に出る。鎖がつけられているが足場が悪く、しかも沢まで一気に切れ落ち 危険な岩場を渡りきってほっとする間もなく、今度は鳶岩の厳しい登りが待っていた。斜度45度、高さ100メートルの岩には鎖がつけられていたが、全体重をかけるには細すぎるようで切れるのではないかと心配だった。なるべく足場のしっかりした所を歩き、鎖に頼り過ぎないようにした。上の方に行くと、傾斜がそんなにゆるくなるわけでもないのに鎖がなくなり内心ひやひやした。 鳶岩に登る人もいたが、へっぴり腰で岩にしがみついている人のポーズには笑ってしまった。鳶岩から少し登った頂上の岩場で昼食。下を見ると紅葉の大池平、大沼、赤い屋根の休憩所などが見えた。今度は真下から鳶岩を見上げたいものである。 岐路は白兀山に向かう尾根道をたどり、途中から沢に下りる道をたどる。一周して梯子坂を登る。名前のとおり梯子のように急な坂であった。 |