日本300名山 No.24 伊予富士(1756m) 平成23年4月2日(土)晴れ |
旧寒風山トンネル南口(8:20)→桑瀬峠(9:05〜10)→分岐(9:50)→ |
なるべく距離を稼いでおこうと思い前日の昼に福井を出た。心配した宝塚付近の渋滞もなく、あっけなく瀬戸大橋付近まで来てしまった。明日は土曜日なので経済的なことを考えて今日は四国に渡らず、吉備ICで寝ることにした。 さっそく厳しい急登が始まる。時々雑木林の間から伊予富士に続くなだらかな笹の稜線が見えてくるが、わけもわからず高度をかせぐのみである。桑瀬峠と手前で先行していた家族連れに追いつく。峠でしばらく話をしていたが、年に何回も登っているらしい。最盛期のころは交通整理をしなければならないほど人が出るらしい。5月ごろから先出す高山植物にも魅せられているという。 ここからは僕の前には誰もいない。最初はゆったりとした笹道が続くが、雑木林が現れると雪が出てきた。車から四国の高山は白く見えたが、この時期は雪も頭に置いていなければならなかったのに、全く考えていたかった。一か所急斜面をトラバースする所があり、そこは緊張を強いられた。 林を抜けると笹の原に出た。正面に伊予富士が見えてきた。ごつごつしたいくつもの頂上部を持つ山がどうして富士などという名がついたのかわからなかったが、ここから見るとなるほど富士山だ。 いったん鞍部に出て、いよいよ最後の急登。途中雪渓もあったが、ジグザグ道を確実に登れば割とあっけなく頂上に着いた。今まで登ってきた道が眼下に続き、その先には寒風山、笹ヶ峰、ちち山が続いている。数年前に笹ヶ峰から寒風山を見たことを思い出す。 帰りには何人かの登山客にあった。一様に雪のことを心配していた。しっかりアイゼンをはいている夫婦もいた。たまに雪渓が出てくるこの季節脱着が面倒らしく、土道でもはいたままだった。 あすは瓶が森へ行きたかったのだが、瓶が森への林道のゲートが閉まったままだった。こうなったら自分の足で下から登るだけだと思い、石鎚ロープーウエイを過ぎて西の川の登山口まで入った。 |