日本300名山 No.97 平成29年5月30日(金)晴れ |
折場登山口(5:25)→賽の河原(6:35)→小丸山(7:30~35)→袈裟丸山 |
花の盛りとあって、平日でもたくさんの車が駐車していた。下山してきた4人のグループの人たちと山や福井県の話に花が咲き、思いがけず楽しいひと時を過ごすことができた。今![]() 6時ごろ出発しようと思っていたが、5時前に車が入ってきて、すぐに登り始めたので、こちらもあわてて準備を始める。先に行ってくれる人がいると、何となく安心だ。早朝のダテカンバの林の中で鳥のさえずりが一段と大きく聞こえる。早くもアカヤシオやシロヤシオが現れる。残念ながら多くのシロヤシオは盛りが過ぎているようだったが、登山道から離れた所に満開の花が咲いている木があったりする。 樹林帯を抜けると、尾根道の左手が短い笹でおおわれた所に出る。傾斜がきついので、いったん滑り落ちたら止まらないのではないかと考えると身震いがした。再びダテカンバやシラカバの樹林帯に入るとアカヤシオやシロヤシオが現れる。標高が上がるにつれて花も生き生きとしてくるように感じる。赤いミツバツツジが仲間に加わり、三色のグラデーションを作っている。朝日に当たるときらきらと輝いて見える。 展望台の少し手前から袈裟丸山がきれいに見える所がある。堂々としたピラミッドの形をしているが、まだかなり遠くに見え ![]() 小丸山の山頂から下って行くと、かまぼこ型の避難小屋とトイレがあった。あの鉄製の避難小屋に入っていれば、さすがの熊もどうすることもできないだろう。道はまた登りになるが、その辺りからシャクナゲの花が現れ出した。濃いピンクの花に疲れた体が癒される。 いよいよ最後の急登だ。ロープや木の根をつかんで重い体を引っ張り上げる。ようやく着いた笹原が頂上だと信じていたのに、その右手先に頂上らしき小山がある。力を振り絞ってようやく頂上にたどり着いたが、見晴らしはよくない。日差しがきつかったので、木陰で休んでいると、三重県からやってきたという登山客が登ってきた。彼も300名山を目指しているというので、しばし山談義を楽しんだ。 12時に登山口を出発したが、家に着いたのは午後7時であった。 |