日本300名山 No.37     金時山 948m)

                     
平成24年4月5日(木)

 金時神社(8:00)→金時宿り岩(8:20)→明神ヶ岳との分岐(8:55)→
 金時山(9:10〜25)→乙女峠(10:10)→乙女口(10:40)→金時神社(11:50)

 
  この春2回目の関東遠征。前回は浜名湖SAに泊まったが、今回は少し早めに出て富士川SAまで行く。金時神社は先回確認済みなので、御殿場ICから迷うことなく着いた。坂田(さかたの)(きん)(とき)が祀られている金時神社はいくつも鳥居がある立派な神社だ。神社の裏には金時山の頂上部が見えている。  歩いてすぐ左手に丸い岩の上に坂田公時の碑がある。歴史を感じさせるもので、何が書いてあるのか判然としない。林道が横断するところに「金太郎ボーと見つめるゴミの山」という中学の生徒会が出した看板が立っている。この山は都会に近く、きっとゴミが多い時があったのだろう。20分ほどすると「金時宿り石」と言われる二つに割れた大きな岩に出る。いかにも何か岩にまつわる物語ができそうである。
 後ろが開けてくると大涌谷や神山、芦ノ湖などが見えてくる。明神ヶ岳からの道を合わせると左手に進む。前回の最後の山が明神ヶ岳であり、山頂からのすばらしい光景が今も目に焼きついている。
 狭い頂上には2軒の小屋があり、そのうちの1軒には「金時娘の茶屋」と書いてあった。金時娘ってどんな人か少し関心があったが、きっとかわいいおばあちゃんだろう。風が強く寒いので頂上には誰もいなかった。「天下の明峰金時山」という立派な標識の左手に白い雪を抱いた富士山がそびえていた。天気がいいのでくっきりとした輪郭を見せている。
 帰りは乙女峠に向かう。峠には茶屋が1軒あるがすっと営業をやめているようで、人の気配はなかった。少し段になった展望台からの富士山もすばらしかった。乙女口までの道は岩がごろごろして結構急な歩きにくい道だった。国道に出て金時神社に戻るには10qほど歩かなければならなかった。