日本300名山 No.67 平成27年10月3日(土)晴れ |
青崩峠登山口(7:15)→青崩峠(7:30)→青崩の頭(8:10~15)→前熊伏山 |
![]() 苔むした石畳の道は当時のままなのかどうかは知らないが、なかなか趣がある。武田信玄の軍兵も通過したと言われている。「建次屋敷跡」の説明を見ながら兵越峠への道を右に分けると青崩峠だ。そこが静岡県と長野県の境であり、長野県側に石仏が数体安置されている。 熊伏山の登山口はそこから始まっている。すぐに右手が開けており最奥の双耳峰が坂口岳であろう。擬木の階段が続く歩きやすい道だ。右手が大きく崩れており、危険なところにはう回路ができていた。足元に栗のイガが落ちていたがほとんど中身は無い。5,6粒拾ったがこれでは栗ご飯もできまい。崩壊を過ぎると電波塔の建つ青崩の頭だ。 そこからは傾斜も緩み、緑の広葉樹の中を歩く気持ちの良い道だ。馬の背のように痩せた尾根もあるが、それほど幅は狭くないので危険は感じない。 ![]() 頂上広場は太陽の光で明るく。そこだけが浮かんでいるように見えた。今まで薄暗い樹木の中を歩いてきたので、スポットライトが当たっていうように感じたのかもしれない。東側が刈りこまれていて南アルプスの南部が望めるが、残念ながら山の名前はわからない。セルフタイマーで写真を1枚撮ってすぐに下山する。 帰り、足神神社の前で水を汲んでいる人が大勢いた。中には軽トラックいっぱいにポリタンクを積んでいる人もいて、ここの「足神の水」はよほど御利益があるらしい。 |