日本300名山 No.50     斑尾山(まだらおさん)1382m) 

         平成27年5月22日(金) 晴れ

   斑尾高原スキー場(6:55)→ゲレンデ上部(7:50)→斑尾山(8:10)→大明神岳
  (8:20〜25)→斑尾山(8:35)→ゲレンデ上部(8:50)→斑尾高原スキー場(9:15)

 昨日泊まった小布施PAは道の駅と連結しているのだが、その道の駅に行くブリッジの上から北信五岳(飯縄山、戸隠山、黒姫山、妙高山、斑尾山)が全部見えてとても感動した。
 斑尾高原スキー場からの登山口が分かりにくかったが、ジョギングをしている地元の人に教えてもらう。「かえでの木トレイル」標識があるのでそれからは迷うことがなかった。ゆるやかなゲレンデも、直登するとかなりきつい。三分の一ほどの登った所に面白いほどワラビが生えている所があった。思わず2,3本手に採るが、登山口に「山菜をとる場合は千円いただきます」という掲示があったのを思い出して捨ててしまう。不思議なことに、少し登るとワラビは一本も生えていなかった。ワラビが生える場所は、これから季節が進むにつれてどんどん高度を上げていくのだろうか。
 傾斜がきつくなってくると道はジグザグにつけられているのでありがたい。ゲレンデは見通しがいいので、いつまでたっても僕の車が見えていた。道はいったん山に入って、スキー場のいちばん高いところに出ると、右手に雪を抱いた妙高山が太陽を浴びて実に鮮やかに見える。後は樹林帯の中を歩く。高度を上げるにつれて、ブナの木がだんだん太くなっていく。
 あっけなく着いた頂上は樹林の中で展望は無いので、写真だけ撮って10分ほど歩いた先の大明神岳に行く。そこからの眺めはしばし言葉を失うほどであった。順光の中で野尻湖はどこまでも青く、バックには飯縄山、黒姫山、妙高山などの山並みがそびえている。
帰路は1時間もかからずに降りてきてしまい、まだ9時過ぎであった。
 次の山は明日登ることになっていたので下道をゆっくり走り、「道の駅新井」で昼食を食べて、「春日山城跡」を訪れた。戦国の名将上杉謙信の居城であり、前から機会があればぜひ訪れたいと思っていたのだ。本丸跡から日本海と上越市の街並み、その奥にピラミダルな形をした米山がきれいに見えていた。