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西峰から見た富士山 |
双葉SAで寝て、まだ暗いうちに「都民の森」を目指すが、道幅の狭い曲がりくねった道が続くので3時間近くかかってしまった。出発地の「都民の森」には広大な駐車場があるが、休日だとよほど早朝でないと止められないらしい。
舗装された道路を直進すれば、すぐに大きな木造の「森林館」に突き当たる。滝を見るのには左折すればいいが、三頭山へは建物の下のトンネルをくぐる。舗装路は途切れ、右側は階段、左側は普通の山道になっている道に変わる。幅の広い道に階段をつけたためにこうなったのかもしれないが、どうしても階段は避けたがる。
15分ほどでウッドデッキのある鞘口峠に着く。左折して勾配のきつい階段を進む。美しいブナ林が続くが、今の季節は葉が落ちてさみしい。しかし、その分見通しはいい。やがて細い山道に変わるが、都民の森だけあって道標はしっかりしているし、木に名前が書かれた札がかかっていたりする。
見晴し小屋からいったん下降して、いよいよ三頭山への最後の登りだ。木々の間から頂上部がのぞいている。三つの頂上のうち、最初に到着するのが東峰だ。展望テラスからは御前山や大山を望むことができる。セルフタイマーで写真を撮ろうと思っていると、タイミングよく若者が登ってきたのでシャッターを押してもらう。
すぐ隣の視界のない中央峰を経由して、ちょっとした広場になっている西峰に到着。いきなり頭に雪を載せた富士山が見えてきた。期待をしていなかっただけに大感激(ただ、富士山だけビデオに撮れていなかったのには大ショック)。そのほか御正体山、三ツ峠山、明日登る黒岳などを臨むことができた。
ムシカリ峠からは左折して三頭大滝に向かう。急に人が増え、大滝では団体が到着して大混雑。見学用の吊橋が造られており、橋から細長い滝を下まで見ることができた。そこからはチップが敷き詰められた広い道に変わり、軽装で来る人も多い。駐車場に戻るとほぼ満杯。東京の山は侮れない。
帰りは奥多摩湖を経由して、ちょうど見ごろの紅葉を愛でながら大月ICで中央道に乗った。
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