日本300名山 No.40     ()(うね)1235m) 

            
平成24年5月12日(土)曇りのち晴れ

   奥宇陀青少年旅行村(10:15)→展望台(10:45)→造林小屋(11:45)
  →三峰山(12:05〜20)→三畝峠(12:30)→新道峠(12:55)→
  アスファルト道(13:25)→奥宇陀青少年旅行村(14:05)

 
 曽爾高原から三峰山の登山口である奥宇陀青少年旅行村までは、意外と近かった。()(うね)山という呼び方が変わっていると思ったが、三畝と書いてある標識もあったので、そこから「みうね」という呼び名が出たのなら理解できる。旅行村の手前に大きな駐車場があり、案内は不動谷コースを登るようになっていた。登山者はなるべく村の中に入って欲しくないようだった。
 舗装された林道を少し歩けば、登山道は右手の橋を渡り 杉林の中に続いている。30分ほどでトイレがついた立派な小屋に出る。その先の階段を上るとログハウス風の新しい小屋が建っていて、2階が展望台になっている。登ってみたが、まだそれほど高度が上がっていないので特に感動するよう景色ではなかった。
 立派な杉林の中をジグザグに道は続いている。登り一辺倒の道は高度は稼いでくれるが、それだけ負担も大きい。早くも下山する人に会った。きっと6時頃には登り始めたのだろう。ひたすら登っていくとようやく尾根に出た。左奥に立派な小屋が見える。造林小屋だそうだが、休憩所としても使われているようだ。ゆるやかな傾斜の明るい自然林の中を快調に進んでいくと、ひと登りで頂上に出た。
 広い頂上部の一方だけが開けている。目の前に今登ってきたばかりの倶留尊山が見える。ここからは割となだらかに見える。少し右手には大洞山、尼ヶ岳が独特の山容を見せている。しかし風が強く冷たいので長居はできなかった。先に休んでいた夫婦に続いて下山することにした。当初は元の道を戻ろうと思ったが、夫婦が三畝峠から新道コースに入っていったので僕もそのコースをとることにした。夫婦の足は速く、あっという間に姿が見えなくなってしまったが、旅行村への案内が頻繁に出てくるので安心して歩けた。自然林の中の登山道は、途中には小川も流れており気持ちがいい。ただ、アスファルトの林道に出てからが長かった。やがてオートキャンプ場に家族の響き渡り、旅行村に戻ってきた。