日本300名山 No.27      那岐山1250m) 

                 平成23年
4月5日(火)晴れ

  第3駐車場(9:55)→大神岩(10:50〜55)→三角点峰(11:30)
 →那岐山(11:40〜12:00)→大神岩(12:30)→8合目登山口
 (7:50)→第3駐車場(13:05)

 早朝ホテルを出て、約4時間で岡山県の登山口に着いた。駐車場にはすでに数台の車が止まっていた。この2日間誰にも会わなかった登山だったので、なんだかほっとする。CコースからBコースを回って下山することにする。今日は快晴。歩いていてもわくわくする。樹木の間からたおやかな頂上部がちらちらと見えてくる。
ヒノキの植林地から雑木林を歩いて行くと大神岩に着く。岩の上に立って下を見ると
日本原(にほんばら)高原が広がっている。ここかからの尾根道は傾斜がゆるくなってきたが、ほとんど雪で覆われていた。しかし適度に固まっているので歩きやすかった。下山してきた人に様子を聞いたが、今日の頂上からの眺めは最高らしい。ただ、Bコースへの下山はあまり勧められなかった。Cコースを往復した方がよさそうだ。
 少しの急登を経て避難小屋が立つ三角点峰に着いた。2人の登山者が
大山(だいせん)を教えてくれた。「何回も見ているがこんなに雲もなくすっきり見えたのは初めてだ」としきりに感心していた。北側には目指す那岐山が白い雪を輝かせていた。
 いつも思うのだが、視界が開けていると遠くに見える山もいざ歩いてみるとずいぶん早く着いてしまうものだ。それだけ人間の足は強くて速いのだ。あっけなく着いた頂上には、立派な御影石の標柱があった。ここでも5,6人の人が山座を同定している。氷ノ山、扇ノ山などが堂々とした姿を見せている。
 帰りの雪道は早い。おかげで半分ぐらいの時間で下山してしまった。さっそく次の扇ノ山に向かうべく車を走らせた。あらかじめナビに入力していた登山口は雪が深く、やがて通行止めになってしまった。アイゼンも持っていないので今回はここから家に帰ることにした。無料区間の舞鶴自動車道を通って9時ごろ家に着く。今日は12時間ほど車を運転したことになる。