日本300名山 No.74   大滝根山1192) 
             
                                       平成27年10月20日(火)晴れ

   あぶくま高原ホテル跡(13:15)→賽の河原(13:35)→御沢子育地蔵尊
  (14:00~05)→大滝根山(14:25~35)→ブナ平(14:55)→
  仙台平登山口(15:15)→あぶくま高原ホテル跡(15:35)

 切経山に登った後、大滝根山の登山口に午後1時までに着ければその日のうちに登ってしまおうと計画していた。目的にしていたあぶくま高原ホテルに近づいた時、ちょうど歩いていた地元の人に登山口を確認すると、登山口はずっと下の方で、T字路を右に曲がればいいと教えてくれた。しかし、どこまで行ってもそれらしきものはなく、又さっきの場所に戻ってみると50メートルほど先に件のホテルがあった。20分ほどの時間のロスであった。以前にも経験したことがあったが、地元の人が何でも知っているとは限らない。
 営業を停止したホテルの駐車場から林道を歩き始める。すぐ左に結婚式用の教会があった。最盛期の頃はここで結婚式が行われたのであろうが、今は見る影もない。道は細くなり賽の河原に着く。穏やかな表情の地蔵が2体祀られている。そこが馬の背コースとの分岐点でもあり、帰りはここで合流することになっていた。そこからは足元には清流が流れ、見上げれば紅葉が美しい気持ちの良い道が続く。清流と別れると御沢子育地蔵尊と呼ばれる所に着き、頭のない地蔵が祀られている。頭は隣にあり、雪か風化で折れてしまったのだろう。
 そこからは急登の連続で、鎖場や足元が安定しない危険な個所が続く。頂上の稜線に出ると、今度は背の低い笹が生い茂って登山道が分かりにくい。葉の落ちた灌木の中を慎重に進んで行くと、山頂である
(みね)(たま)神社に着く。ただ、山頂は航空自営他のレーダー基地になっており、三角点は基地の中だ。巨大な球形のレーダーが異様な雰囲気を醸し出している。
 早々に下山するが、目標としていた日山権現がなかなか現れない。ブナ平が現れてきたので、下山道を間違えたことを確信する。しかし道は整備されており方向的にそれほど外れてはいないのでどんどん下って行く。薄暗い杉林は少し怖かったが、舗装された道路に出て、それが仙台平の登山口だと分かり安心した。来る時にその登山口は確認しておいたのだ。思ったより時間もかからず駐車場に戻ることができてほっとする。
 帰途小野ICから磐越自動車道に乗り、磐梯山SAで喜多方ラーメンを食べ、北陸道の米山SAで寝る。自宅に戻ったのは翌朝の9時半であった。

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