日本300名山 No.38     大山1251) 

                 
平成24年4月6日(金) 晴れ

   ヤビツ峠(6:30)→25丁目(7:45)→大山(7:55〜8:10)→
   25丁目(8:15)→ヤビツ峠(9:00)

 
大山の頂上部
ヤビツ峠で寝た。すでに761メートルの標高になっているので夜の寒さが心配されたが、思ったほど冷え込みはしなかった。それより隊列を組み夜中に暴走する車が駐車場に止まるので気が気ではなかった。
 早朝、お年寄りの人がトイレの掃除にやってきた。挨拶をすると「遠いところからご苦労さんです」と気持ちのよい返事が返ってきた。おそらく無報酬でやっておられるのだと思うと、頭が下がる思いがした。 
 階段を登り、笹のトンネルを抜け、杉林の植林をこえると「大山コース1」と書かれたテーブルの置かれた広場に出る。それからはほとんど平坦な所はなく、結構きつい。頂上に近づくにつれて、白いものが道路わきに現れてきた。昨夜降っていた雨はこのあたりから雪に変わっていたのだ。時々左手が開け、丹沢の山々朝日を浴びている。残念ながら知識が乏しく山を同定することはできない。標高の高い山の頂上部は雪で白くなっている。 やがて青い鳥居が現れ、しばらく登っていくと頂上に建つ
阿夫(あふ)()神社に着く。売店もあるが人は誰もいない。この山は古くから山岳信仰の対象となっており、メインコースである参道へはケーブルカーを利用する。きっとケーブルカーはまだ動いていないのだろう。山頂からは広大な展望が広がっているはずだが、残念ながらガスにおおわれて何も見えない。
 元の道を下山する。ほとんど登り一辺倒だっただけに、くだりは早い。峠の駐車場に着くとちょうどバスが到着したところで、何十人かの人で大賑わいだった。平日にこの賑わいは、さすが都会に近い山である。ただ全員が大山に登るわけではなく、丹沢の代表的な山である塔ノ岳の登山口にもなっているようだ。