日本300名山 No. 48 猿ヶ馬場山(1875m) 平成27年5月1日(金) 晴れ |
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林道ゲート(5:45)→宮谷林道出合(7:00)→電波中継所(8:40〜45) |
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ゲートを抜けて幅の広い林道を歩き始める。小さな三角小屋のあるところで左手の細い林道に入ると間もなく谷筋の雪の上を歩くことになる。ひたすら下を向いて歩くが、足を止めて上を見れば若葉が青空に映えている。しばらく行くと、右手から伸びている宮谷林道と合流する。しばらくは林道を快調に歩いていくが、行きは尾根コースをとるので赤いテープが見えるところで急坂を登って行く。先行の人の足跡があるので安心だ。 ブナの原生林の中をひたすら登って行く。やがてだだっ広い場所に出ると奥に青く塗られた電波中継所が見えてくる。パラボラアンテナが2基立っている。左手に猿ヶ馬場山の穏やかな頂上部が見えている。まだかなり遠い。前方に帰雲山がそびえている。そんなに高くないと思われたが、ここの登りがこれまでで一番の急こう配であった。
頂上を示すものは何もないと思っていたが、オオシラビソの上部に山名が書かれた札がかかっていた。雪に覆われたとてつもなく広い頂上だ。この山が人気であるのは、第一に白山の大展望である。そして大笠山や笈ヶ岳などの白山を囲む山々や ![]() 帰りは途中から谷に降りた。急坂を下ったり崩壊地や沢の上の雪渓を横切る時など怖い思いをしたが、林道に出るとやっと緊張が解けた。雪渓が終わった後の林道歩きがとても長く感じたが、行きの半分の時間で戻ってきてしまう。先行していたはずの倉敷の人はまだ帰っていなかった。家にも予定よりずいぶん早く戻ることができた。 |