日本300名山 No.26      篠山1065m) 

                    平成23年4月4日(月)晴れ

  8合目登山口(6:20)→中間地点(6:35)→篠山(7:00〜20)→
  8合目登山口(7:50)

 前日8合目の登山口である第一駐車場に入っておいた。エンジンを止めると悲鳴のような怪しい音が静かな山に響き渡っていた。気味が悪くその音源を確かめてみると、トイレからだった。凍って配管を痛まないようにするため水を流しっぱなしにしていたのだ。
 8合目まで車で来てしまって申し訳ない気持ちだったが、今日ぐらい楽をさせてもらってもいいだろう。小鳥がさえずる中、案内板のある登山口から登り始める。いきなりの階段でつらかったが、さわやかな朝だったので気持ちがよかった。頂上まではちょうど1キロで、100メートルごとに標識がある。
 シカの防護ネットをくぐり、しばらく行くと右手に歴史を感じさせる石段、鳥居、こま犬などのある神社の入口に立つ。かつて山岳信仰のメッカであったころをしのばせる。約100段の階段を登り、神社に参拝した。
 神社の裏手が篠山の頂上だ。伊予と土佐の国境を現す歴史を感じさせる標柱が建っている。そして宇和海や西部の山々が連なる壮大な展望が開けていた。 せっかくここまで来たのだからと高知市へ行くことにした。太陽に輝く群青色の太平洋を目にしたときは、ちょっとした感動ものだった。定番の竜馬像と桂浜を訪れ、「坂本龍馬記念館」をゆっくり見て回った。今日はこの旅行中初めてホテルに泊まった。1日1室限定の2300円の部屋だったが、部屋もいいし、フロントは親切、無料のレンタサイクルまであって大満足だった。