日本300名山 No.79  鶴見岳(1375m)  
             
                                               
平成28年4月3日(日)曇り時々雨    

   権現社駐車場(6:45)→権現社(6:55~7:00)→小広場(7:15)→南平台分岐
  (7:35)→ロープウェイ分岐(8:35)→鶴見岳(8:45~9:00)→ロープウェイ分岐
  (9:15)→南平台分岐(9:50)→小広場(10:05)→権現社駐車場(10:20)

 明日、明後日と天気予報は雨。明日の午前中は何とか持ちそうだったので、急きょフェリーの予約を明日に変更して不退転の決意で鶴見岳に登ることにした。昨年と同じ権現社横の駐車場に入ったが、7,8頭のシカの白いお尻がヘッドライトに浮かび上がった。
 
昨夜は気が付かなかったが、駐車場横に見事な桜が咲き誇っている。霧雨が降っていたので雨具の上だけ身に着けて出発する。物資を運ぶためのものなのか、神社までの道はきれいに舗装されていた。5分も歩けば、鶴見岳権現社の本殿に着く。そこで雨具のズボンとスパッツをつける。
 
神社の左手から登山道が始まる。薄暗い樹林帯の道はかなりの急登だ。傾斜がゆるくなると青いプラスチックのベンチが2つ置かれている小広場に着く。さらに林道を横切りしばらく行くと南平台分岐に着く。ここは十字路になっていて下山を間違えるととんでもないことになるので、帰路を確認する。「べっぷ鶴見岳 一気登山」の案内板が所々にあってとても助けになるのだが、道筋が登山道とは違う所につけられていたりしてかなり荒れている。雨は上がったようだが、木々から雫がぽたぽた落ちてくる。
 
滑りやすい急登を木につかまりながら登れば、道は二手に分かれ、右へ行けばロープウェイの山上駅である。頂上方面に向かって進むと急に煉瓦の遊歩道になり、商売・漁業の神である恵比須天の像が現れる。番号が打ってあり、一回りすればいろいろな神さまにお参りすることができる。頂上は深いガスの中。3日間連続してガスに見舞われたことはかつてなかった。もっと天気を考慮して来るべきであったと後悔する。
 
高隈山の帰りに2回転んで泥んこになったので、今度は注意して降りる。霧に浮かぶ曲がりくねった木々は神秘的な雰囲気をかもし出していた。そして静かな山に鳥のさえずりだけが大きく響いていた。車に戻ってきた時、何はともあれこれで九州の300名山は踏破したので、ほっとした気持ちでもあった。

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