沖島 
ケンケン山(178m)、尾山(220m)、蓬莱ヶ岳(224m)

             
                                        
2024年2月13日 晴れ    

   沖島港(8:30)→ケンケン山(9:25)→尾山(10:10)→蓬莱ヶ岳(10:20)
  →厳島神社(11:05)→沖島港(11:40)

沖島は琵琶湖に浮かぶ離島であるが、唯一、人が住んでいる島でもある。失礼な話だが、聞いたことも無い島であり、したがって登れる山があることも知らなかった。離島といっても船で10分ほどしかかからず、島を目視できるので孤立しているわけではない。
 今日は風が強く、海のような白波が立っていて船は結構揺れる。あっけなく島に到着するが、漁船が何艘も係留されているので、海の港と勘違いしそうだ。 山にくっつくように建つ家並みの中に、人が通れるほどの狭い道がめぐらされている。そこを通って急な階段を登り山神神社に参拝する。本当はそこから山の頂上を目指したかったのだが途中で道は薮となり引き返すことにしたのだ。  たくさんの並んだ墓の下に造られた細いコンクリートの道をたどって行くと「ケンケン山登り口」と書かれた標識が現れ、ようやく山道に入る。急坂を登った後は穏やかな道が続き「お花見広場」が現れ、木に「ケンケン山」の標識もあり、ここが頂上のようだ。そこから琵琶湖と屏風のように連なる比良山系の山々が俯瞰できる。また、サクラの木が何本か植えられているので、「お花見広場」の名がついたのだろう。まだ蕾だったが、最盛期の花が目に浮かぶようだ。
 途中の「ホオジロ広場」からも琵琶湖が望める。「尾山」までにはアセビやショウジョウバカマなどの花も見られ、楽しく歩ける。「尾山」からは今までと反対側の景色が見られる。琵琶湖は狭く、本土は目と鼻の先だ。
 見晴らしの無い「蓬莱ヶ岳」を過ぎれば、後は下るだけだ。湖の淵にたどり着けば水中に赤い鳥居が立っており、振り返って山を見上げれば「厳島神社(弁財天)」が崖にへばりついている。もう道は平坦になり白や黄色の花をつける水仙やたわわに身を着けた夏ミカンの木を眺めながら港に戻るだけだ。


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