石川県の山   奥城山(515m) 大鶴山(557m) 

                    
2025年4月27日 晴れ

   大杉少年自然の家(7:20)→城山(8:05)→分岐(8:35)→奥城山(8:55)→大鶴山(9:15)
  →中谷山(9:55)→昼食(〜10:40)→大鶴山(11:10)→奥城山(11:35)→分岐(11:45)
  →大杉神社(12:40)

 前日、登る山が保田経ヶ岳から奥城山、大鶴山に変更された。「今年のシャクナゲは期待できますよ」とか「シャクナゲ祭り」などとネットで騒いでいたので、僕としてはむしろ歓迎であった。しかし、大鶴山では先日滑落さわぎがあって新聞でも報道されていたので家内にはとても言えなかった。それで奥城山に行ってくると半分嘘をつくような形になって出かけることとなった。

出発の大杉自然少年の家の裏の池にはミズバショウが咲いていた。思いがけないプレゼントだ。すぐ先の「蓮如上人お杖の明泉」を過ぎればいきなり急登が始まる。しばらく行くと沿道にはイカリソウ、ミツバツツジ、カタバミなどが現れ、我々の目を楽しませてくれる。城山山頂の広場から対岸の山が屏風のように連なっている。

さらに進めばタムシバ、フデリンドウ、シュンラン等と共に待望のシャクナゲが現れる。奥城山には山名を示す立派な標識があり、ここで全員の記念撮影。大鶴山への山道の右側は木に隠れていて気がゆるみがちだが鋭く切れ落ちている。この辺りで足を滑らしたらかなり下まで滑落してしまうだろう。2つ目のシャクナゲの群落は大鶴山までの間に見られる。ピンク、赤、白と様々な色のシャクナゲがこれでもかと言うように両側に咲き誇っている。  

見晴しのきかない大鶴山の頂上には小さな標識が枝にぶら下がっているだけだ。普段ならここで引き返すところだが、この先にシャクナゲの群落があるということでさらに進む。するとシャクナゲの中をかきわけて進まなければいけないほどの群落が現れる。ここのシャクナゲは濃いピンク色が多く、笑ってしまうほどの花の規模だ。まさにシャクナゲ劇場と行った所だ。この登山道終点の中谷山で引き返す。アップダウンの多い苦しい思いもした山だが、シャクナゲの花に癒されて満足の山行だった。
 

    石川・富山