No.3　　　　　　　　　　　　　　　　大　山（１７２９ｍ）　

　　　　　　　　　平成３年８月１３日（火）　　　晴れ

　読売旅行のツアーを利用する。
　もやをついて深い木立ちの中の石段を登っていく。やがて、ブナの原生林の本格的な登山道になる。階段まじりの急登はなかなか楽ではなかった。
　６合目に着くと一気に展望が開けた。足元には緑の平野と弓ケ浜の海岸線が広がり、青い海と空の境がぼんやりとかすんでいた。そこからは浮き石の多い岩場が続くが、８合目を過ぎると平坦な木道となる。所々手すりまでついている。
　口笛でも吹きたくなるようなゆるやかな木道は弥山の頂きまで続いている。
　やがて真新しい山頂小屋に着くが、ガスが下界をおおいつくし残念ながら見晴らしは良くない。剣ケ峰へと続くピークがて手にとるように見えるので、少し行ってみたが片側が崩れている尾根道は背筋がゾクゾクし、あわてて引き返した。
　帰りは大神山神社奥宮へ下る。その石の階段で横一列になってパノラマ写真を撮った。石畳の道を宿まで戻り、風呂に入りさっぱりとした気分でジンギスカンの昼食を食べて、満足満足。