ドイツ・ロマンティック街道の旅 
                                        2000年3月25日〜30日

3月25日(土) 
曇り
フランクフルト  朝5時に集合してIさんの車で名古屋空港へ。9:30出発。ソウル経由でフランクフルトには現地時間の午後6時に到着。電車でフランクフルト中央駅へ行く。反対側に出てしまったので予約していたホテルがなかなか見つからず、人に聞いてようやくたどり着いた。 値段の割にはまあまあのホテルだったがカギの開け方がわからず、結局人を呼んで一件落着。
駅前に出てソ−セージで乾杯して、長い長い第一夜は過ぎていった。
3月26日(日) 
曇り一時雨
ヴュルツブルク
 また空港に戻り、レンタカーを借りていよいよレンタカーの旅が始まる。
 高速道路のA3を通ってヴュルツブルクに着いたのが10時半。川沿いの駐車場に車を止め、歴史を感じさせるマルテ・マイン橋を渡りマリエンベルク要塞に登る。これがかなりの急登で相当疲れてしまったが、川を挟んで眼下に広がる教会を中心とした中世の街並みに心が癒された。領主博物館などを見て市内に戻ったが、車でここまで来れた事がわかり何だかがっくりきた。マルクト広場に面したイタリアンレストランで美味しい昼食を食べ、レジデンツへ行く。ちょうど「エジプト展」をやっていたが、あまり感激もしないでさっと見て車に戻る。
 ヴァイカースハイム、レッティンゲン、クレクリンゲンなどを通って、ローテンブルクには7時近くに到着。ホテル「ライヘス・クーヘンマイスター」がわからず、訪ねた人が目の見えない人だった。悪いと思ったが、親切にそこまで連れて行ってくれた。
3月27日(月)

曇り一時雨
ローテンブルク
ディンケルスビュール
メルトリンゲン
アウグスブルク
ランツベルク
 朝マルクト広場あたりを散策する。本屋や郵便局、お土産店などに寄りながらマルクス塔を通ってレーダー門に行き、城壁に登ってみた。階段の石が磨り減っていて、長い歴史を感じさせられた。
 今日の道はB25をたどるだけなので迷うことはなかった。最初の訪問地はディンケルスビュール。ここは何回かの戦争から奇跡的に破壊を免れた所だ。ヴェルニッツ門から入るとすぐ聖ゲオルク教会がある。そして、今はホテルになっている1440年創立のドイチェス・ハウスが有名だ。ふらふら歩いていると日本語で声をかけられ、結局その店でチョコレートなどのお土産を買ってしまう。
 次はメルトリンゲン。ほぼ円形に城壁がめぐらされている。高さ90mの聖ゲオルク教会の塔に登って下を見るとその様子がよくわかる。
 アウグスブルクは大都会。聖アンナ教会は「ルター像」があることで有名であるが今日は閉館。ルターのレリーフの前で写真を撮ってがまんする。タクシーで「モーツアルト・ハウス」へ行ったがここも閉館。ついていない。
 ドームを見たり、市庁舎の前で写真を撮ったりしながら歩いて駐車場に戻ると何と駐車違反の切符が ・・・。10分程オーバーしていただけなのに罰金は75マルクだった。ついてない!
 ランツベルクで今回唯一予約していなかったホテルを探す。雨は降るし情けない感じだったが、人に聞いて一軒見つかる。「ゴグル」という日本の本に載っていたホテルだったが、清潔で感じの良いホテルだった。
3月28日(火) 
曇り
ショーンガウ
ヴィース
ノイシュヴァンシュタイン城
フュッセン
 時間があったのでショーンガウに寄り、マリア昇天教会や市庁舎を見てヴィースへ行く。このころからだんだん雪が深くなり、ヴィースでは完全な雪景色。でもそのおかげで教会がとても美しく清らかに見えた。対照的に、内側の天井画は絢爛豪華であった。
 いよいよこの旅行のハイライトとでも言うべき「ノイシュヴァンシュタイン城」である。急に観光客が増えてきたが、チケット売り場の混み具合から見ると観光のオフシーズンであることがわかる。日本語の説明(テープ)があったので城の歴史がよくわかった。割と新しい城なので設備も感心させられるようなものが多かった。
 帰りに一人でマリエン橋まで行ってみた。さすがにこの雪では普通の靴では大変だったが、引き返すこともできず死ぬ思いだった。ようやく橋までたどり着いたが肝心の城が霧で全然見えなかったのにはがっかりだった。
 午後、フュッセンの市内を少し見てA7をひたすら走る。Iさんはスピードを160kmも出すので怖くて仕方が無かった。A3を経由して7時ごろフランクフルトに戻る。
3月29日(水) 
晴れ
フランクフルト  最後になってようやく晴れたと、いう感じだ。駅前からタクシーで「ゲーテハウス」に行く。展示物は一回見ているのでそれほど感激はしない。歩いて旧市庁舎に行き、歴史博物館を見て、三越で少しお土産を買い、HMVでCDを買い、いよいよドイツともお別れだ。