福井の山   赤兎山1523m) 

                    
2021年7月31日(土)晴れ時々曇り

  登山口(7:55)→小原峠(8:35〜40)→大舟山分岐(9:10)→赤兎山
 (9:25〜30)→赤兎平(9:45〜10:15)→赤兎山(10:35)→
 大舟山分岐(10:50)→小原峠(11:15)→登山口(11:50)

  久しぶりの赤兎山登山である。昔見たニッコウキスゲの大群落が忘れられず、少しでも残っているのではないかと思ったのだ。今日の天気は大野勝山方面だけ午後一時雨。雷注意報も出ていたので、午前中に登ってしまうつもりで早めに家を出た。
 土曜日だからか、上の駐車場はほぼ満車。早朝だからか、ブナ林の下の空気はまだ冷たく気持ちよく歩ける。登山道に川が流れ込んでいる所も2ヶ所あり、そこを通るとひんやりとした空気が流れている。
 小原峠に着くと左に行けば大長山、右に行けば赤兎山である。昨年は大長山に登り、かなり苦しい思いをしたことを思い出す。途中に大長山を眺めることができる場所があり、堂々とそびえるピラミダルな姿には品格さえ感じられる。
 大舟山分岐に至るまでにかなり崩壊している所が数カ所ある。足の置場を考えないとズルズルと滑りそうだ。かなり急登が続くが、他の山と違って頂上直下になると道は滑らかになる。頂上からは経ヶ岳、法恩寺山などが見える。残念ながら、荒島岳は雲の中だ。
 山頂から下れば眼下に赤兎平が広がっている。ただ、お目当ての花は全くない。コバイケイソウの名残が群落をなしているだけだ。コバイケイソウは毎年咲くわけではなく、今年は当たり年のようだ。そう言えば、白山では何度も大群落を見ることができて大感激したものだ。大草原に建つ赤い屋根の赤兎平避難小屋はメルヘン的な雰囲気を漂わせている。小屋の横を通って加賀や美濃の山並みが見える場所で弁当を食べた。残念ながらお目当ての白山の上部は雲の中だ。
 帰りも快調に歩き、御前中に登山口に戻ってきてしまう。

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