福井の山   武周ヶ池(678m) 

                           
平成30年6月2日(土) 晴れ

  峠の広場(10:55)→岩谷山入り口(11:20)→武周ヶ池(11:50〜12:20)→
 武周ヶ池入り口(13:10)

 野見ヶ岳は、末娘が6年生の時に登った山なので、とても懐かしい気がする。せっかくなので牧谷コースから登り林道を降りる周遊コースを歩くことにした。きれいに描かれた標識がある小さな広場に車を止めて歩き出した。登山口が分からず、しかも工事中で進めなくなったので林道から登ることにした。計画していたより逆コースになるが、そんなに変わるわけではない。
 
てくてく歩いていると、軽自動車が近づいてきて「どこへ行くのか」と尋ねられた。彼は渓流釣りをする人で、「乗って行け」と言う。1時間以上歩くことを覚悟していたが、単調な林道歩きを省くことができてラッキーだった。
 
立派なログハウスの横から歩き始める。「学習歩道」と名付けられただけあって、よく踏み込まれた歩きやすい登山道だ。しばらくすると右手に赤いテープがあった。岩谷山の登山口であると判断して登り始める。何とか踏み跡のような道が続いていたので10分ほど登ってみたが、途中でどうにも先に進めないので引き返してしまう。案内書に会った標識はほとんど見られず、最近は登る人もいないようだ。何しろ土曜日だというのに誰にも会わなかったのだ。
 
武周ヶ池まではほとんど高低差のない気持ちの良い道が続く。立派なブナ林が続き、若葉が太陽に反射してきらきら輝いている。武周ヶ池は水草などにおおわれて、きれいとは言えなかったが、何しろ山の頂上近くにあるので、神秘的な雰囲気が漂っていた。
 
下山を始めてしばらく経って、野見ヶ岳の頂上を確認しなかったことに気が付いた。引き返すのも面倒だったのでどんどん下ってしまう。前回来た時は草原の見晴らしのいい道だったと記憶していたが、20年も前の事だ。結構な急斜面をずるずる滑りながら、あっという間に元の車の所に戻ってきた。 
 
  岩谷山
   
   
   


    福井の山